砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

スカイキューティーについて 函館スプリントS予想

これが馬券になるのであればかなり面白い。

名のある牝系ではないが、母スギノキューティーは日本においてはニシノフラワーに次ぐMajestic Lightの代表産駒。この種牡馬アメリカで活躍馬を多く出し、特に牝馬の中距離戦で実績を重ねた。

ただ日本においてはニシノフラワーのように短距離のイメージが強い。スギノキューティーも唯一の重賞勝ちがフワラーCであるが、本格化してからは短距離のダートなどを主戦場とした。

これは血統構成が限りなくHalo的であることに由来するだろう。それを思えば、初のサンデーサイレンスクロスによる重賞勝ち馬・・・

・・・なんだっけ?そう、ノットフォーマルノットフォーマルがMajestic Lightを抱えることにも大きな意味があるのだろう。流石にHalo≒Majestic Lightとは言わないが、そういった血統要素で構成されながらも、Kingmambo≒Majestic Princeと表記できるのは面白い。

またDyanmo牝系に対してAmborix≒My Babuなどを重ね、ヴァイスリーガルノーザンテーストとニアリー)に対して米血統を密やかに連ねる手法はエレクトロアート的である。ここからTourbillonへTeddy血統・・・ラトロ牝系やSir Galahhad=Bull Dogを重ねていくと素晴らしいのだが。

まぁ、その状態から速攻のスペシャルウィークだものなぁ・・・。オルフェ=ドリジャニがどれほど優れた配合をしていたかを再認識するよね。メジロマックイーンという最適化システムを兼ねたステイヤー血統がどれほど優秀であったかって話。

ただ繁殖牝馬として楽しみな配合であることに違いはなく、例えばキングカメハメハ(母父スペはリオンディーズなど、ヴァイスリーガル持ちとの配合ではレッツゴードンキKingmambo≒Majestic Princeは高打率のニアリークロス)なんかを付けたら面白い。なんだったらヴァーミリアンノットフォーマルっぽくなる)を付けるのもいいだろうし、クロフネBuckpasserやMy Babu≒Ambiorixは特注)ってのも悪くない。あと非ナスキロでもあるからロードカナロア(ナスキロとボルキロを合計3本)っていう手もあるよな。

さて能力についてだが・・・

これがまた素晴らしい。これが函館スプリントSでこんなに人気していないのは不思議である。

ハクサンムーンの逃げに対して2番手で追走してのコンマ6秒差の8着(オーシャンS)なら十分だ。同じ番手から進めたネロとも1馬身ほどしか差がないのだし、性別の違いしかない斤量でこれだけ走るのは素晴らしい。

前走の韋駄天Sでは惨敗したが体質が靭やかであるからスプリンターと言っても1400m気味だ。また時計勝負では劣りがちで、スプリントでも勝ち時計は8秒台である。それが直千で人気を落としてくれるならやっぱり美味い。

基本的に切れ負けするタイプだから春雷Sでの負け方は当然と言うべき。開幕週の函館では切れ勝負になりづらいし、まさに舞台は整っている。あとは鞍上が強化されてくれりゃ言うことはないんだけれども。

出来れば四位のおっさんに乗って欲しいね。手は合うと思うんだ。

だがこの時期の函館ってさ、阪神では来週G1があるわけで、東京でも重賞があるわけで、お手馬じゃないと一流どころはやってこないのだよね。宝塚でお手馬が出走予定なら阪神に留まって傾向を読んでおきたいしさ、ユニコーンSは3歳のダート馬が争う高レベルなG3だ。

四位のおっさんとしても阪神できっちり結果を出して宝塚記念の有力馬獲りにアピールしておきたいだろうし。G1勝ち負け級の鞍上が空白になっているから乗りたい気持ちはあるだろうなぁ・・・マーメイドSヒルノマテーラを持ってきたわけだし、これはチャンスだろう。

と思ったらほとんど鞍上は決まってるのか。掲示板を見る限りでは・・・かなり鞍上シャッフルが行われているな。ラブリーデイルメールが乗ってラスパクに川田が乗って、サトノクラウンに岩田が乗って、ノブレスに和田竜が乗って、タッチングスピーチには浜中が乗って・・・。

四位がいない。大きな不満はないのだが・・・なんで四位のオッサンを関西G1で乗せてやらないのだ。もしかしてこの夏は函館専念するのかね。それなら面白いしありがたいのだけれど。宝塚記念も面白くなってきたな。

おそらく「スイープトウショウ再来」みたいな煽り文句をタイトルに一つくらい長々と予想文を書くことになるだろうな。池添がマリアライトに騎乗するのであれば本命に出来たのだが、エビショーは主戦としていい騎乗を重ねているからここでの起用にも文句はない。それでもやっぱり宝塚記念で上手に差すイメージはないんだよねぇ。

どうしてもエビショーの騎乗ではドゥラメンテとの真っ向勝負になってしまう。池添だったら切れ勝負で凌ぐ可能性を描けたんだ。牝馬の男はいつだって切れの一点賭けで騎乗してくれるからなぁ。

その前に函館SSのスカイキューティーだな。大野はユニコーンSの騎乗があるから無理筋だし、一体誰が乗るのやら。

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