登坂前に勝負をつけるのであればこの二頭で決戦するのが順当。
エイシンブルズアイは血統的に前受けベターであるが淀みなく脚を使うほうがよろしくて、これは母父Siphonの影響だろう。スプリント戦は一気の脚で先行してそこからどれだけ脚を繰り出すかという争いなので、ダート中距離の雄を母父とする配合では先行しきれない。
Siphonは5歳から一気にアメリカ競馬で台頭したサラブレッドで、ハリウッドゴールドカップやサンタアニタハンデキャップなどを勝ち鞍とする。他にDWCをシングスピールの2着に粘るなどの活躍をしたが、ブリーダーズカップでの勝ち星を得るには至らなかった。出走すらしていない。
これだけならば特筆すべきこともない普通の名馬であるが、この馬にはあまりにも楽しすぎる血統背景がある。Sicambre直系とかガーサントやSideralを持つこととか、語るべきことは山ほどある。なので省略する。
ともあれエイシンブルズアイは好配合の靭やかスプリンターである。時計の速い中京ならともかく、8秒台決着ならばこのクラスは楽勝しなければならない。中京がベストというわけではないが、ねじ伏せるのであれば最も不利が少ない条件と言える。
内に入ると不利があるので馬券的にはそこが狙い所と言える。なので暫定版。決定版は土曜夜に頑張って書く。
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