ツムツムナルトなら番手から
ということをトサKリーディングジョッキーがやってくれた。そう、ああいう渋い位置取りこそバカ逃げ下における楽しみだ。それぞれがベストの選択をし、馬がそれに応えてくれるからああいう弾け方ができる。エピファネイアもそうだった。
アルバートドックはグランデッツァほど単純明快(4分の3Tudor Minstrel、4分の1サンデー)ではないにしても、母母父Crested WaveがOlympiaのクロスを持ち、それ以外も基本的にHyperionまみれという配合。OlympiaはDanzigの短距離力を支える大事な血統である。
またさり気なくHurry onをクロスしていたり、TourbillonをMy BabuとDjeddahから引いていたり、それらがまたHyperionと一緒になって伝わっていたり。重賞2勝した配合に文句のつけようなどないのだが、それでもやはり、うん、中距離ではG1に手を届かせづらいのかなぁと思う。
ただこうしてサンデー系をつけた後に何を・・・ってことになるともっともっと面白い馬でもあり、繁殖にまわってからが楽しみな血統だ。オルフェーヴル種の15年には注目したい。
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