砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

夏は梅雨をつれて

釧路は最近、蒸し暑い。

釧路の夏にはあんまり雨が降らない。降るには降るのだがすぐにカラッと晴れわたる。それも日中の気温が20度を少し上回る程度の晴れなのだ。この「過ごしやすい気候」と「第二の夕張」が釧路市を象徴するキーワードである。

それを翻すかの様な過ごしづらさ。衝撃的っ!

釧路には梅雨がない。夏がない。桜も大して咲きやしない。冬春秋冬が釧路の四季だ。夏があったとしても1周間にも満たないのだが、その1周間が北海道に有りもしない梅雨をつれてやってきたのだから・・・もうたまらんよ。鼻血でそう。

窓を開ければ快適な夏夜。その窓を開ける機会すら決して多くはない。よって、釧路の賃貸における「手抜きポイント」とは網戸である。そう、釧路市の賃貸には網戸が備わっていない事がほとんどなのだ。それどころか建売にだって網戸がないことがあるのだ。

釧路とて一筋縄にはいかない。市町併せればとても広いのだ。観測台は釧路市の海沿いに設置されているために低く表示される。だから釧路は天気予報で表示されている気温ほど涼しくはないのが実情。北大通南大通は大体その通りだと思うがね。

だから湿原側の地域はやばい。山の中に入るともっとやばい。やばいと言っても30度前後ではあるのだが、それほど陽が照っていると湿原から水分がポンポカポンポカと空気中に流れ込んでしまう。湿原側は開けているが、その反面においては山と林で閉められている。淀み湿った空気の閉鎖地帯において夏を過ごす地獄、これもまた釧路には存在する。

そういったことを加味しているのかは知らないが、昆布干しゾーンは湿原と離れた位置にある。昆布森と交通の便が良い場所とも言える。これはこれで陽に焼かれた石の熱さでヤバいらしく、昆布干しのバイトはみな真っ黒に焼けて夏を終えてくる。

つまり暑い。山林と湿原のデスゾーンは死ねる。「網戸はいらないよね」と父母の決断によって我が家には網戸がない。網戸作っておいてよかったなぁと心から思うよね。風の通らないことには変わりはないが。

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