砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

腐敗のねっとり

・大福よさらば 甘いモノが好きである。たまに手作りする。大福を食べたく思い、もち米を炊いてすり鉢で練った。何もかもが間違っていたが、とりあえず水分量の多い餅が出来た。しっかりとアクを抜いた小豆からアンコも同時進行で作った。 ところが作りすぎてしまった。もち米三合とはこれほど多かったのかと。毎食のデザートに三日間ほど、俺は手作り大福を食べた。実に美味かったが、尽きぬ餅とアンコに困ってもいた。「餅はどうにかして食べきろう。アンコは冷凍してしまおう」 作ってから四日目となる今日である。アンコと餅にカビが生えた。アンコに至っては納豆を思わせる風味を醸し出しており、木べらにねっとりと張り付く白いカビが表面を覆っていたのだ。捨てたよねぇ。 すっきりした気持ちが大きい。しかし金銭的ダメージを思うと暗くなる。ちょっとずつ作れば良かったのに、どうして500円分の小豆をまるまる使ってしまったのだろうか。餅も一合ほどに留めてあれば無理もなかったろうに。 しかし飢えた甘党には自制など期待してはならない。砂糖には確かな中毒性がある。 ・西武で遊ぶ実況パワフルプロ野球2016」のペナントを遊んでいる。日本プロ野球最大の惨事を経験した球団であり、また「あぶさん」読者の俺には一番強い球団であるイメージが強い。そういった理由から西武でプレイしている。 1年目は主砲中村とエース岸をフル運用でAクラス死守。しかし育成大好き人間には面白みのない選手でもある。勝てなくてもいいのだ。AクラスとBクラスの間でひたすらしょっぱい選手を使っていたいのだ。調度良く彼らは1年目にFA宣言してくれたので金銭で放出してあげた。強きライバルとして次は会おう。秋山もいずれは・・・。 2年目はエース菊池を擁したチーム作り。菊池には13勝してもらうとしても、一発スロースターターの十亀に10勝を期待するのは難しい。牧田もスロースターターの負け運であり、1年目は二人揃って9勝8敗に落ち着いている。大体そのくらいやってくれればいいだろう。あとは多和田と野上に7勝してもらう。45勝はこれで確保する。 しかしもう一人の先発がない。高橋はペナン島に行ったしな。なので高校生ルーキー芦田を5人目のローテーション投手に使うこととする。育つのだ!お前は無理矢理にでも10勝させるっ!あとは中継ぎ陣が拾った勝利で10勝を計上する。この65勝にどれほどの上積みがあるかは打撃陣次第だ。 その打撃陣もメヒアと秋山と森と栗山と木村文と山川、これで点を取らなきゃならない。柳田と争った中村が抜けて、控えの若手山川が入った陣容である。昨年ですらチーム打率をワーストの方で争ったもんであるし、とても信用ならない打撃陣である。 しっかりしているのは高橋朋とC.C. リー(昨年のHPワンツー)、それに中崎(トレード)、そして覚醒したセーブ王増田のあるリリーフ陣だろう。 ・西武の快進 全てが噛み合っている二年目のシーズン。若手の山川は二つ名「ロマン溢れる長距離砲」の通りにサヨナラアーチを2戦連続で放ったりして、ベテラン栗山の活躍も相まって木村文を起用するタイミングを失ってしまうほどである。栗山は打率が二割五分で人並みに打つし、出塁率四割だから外せない。 投手では接戦時の中崎が神がかりの活躍。2点ビハインドからの逆転劇を演出して2週間で4勝を挙げて一時は最多勝の位置にいた。先発が容易く攻略されて、打撃陣が踏ん張って、そこから神がかりの中崎登場。7回8回9回をゼロ行進で抑えてサヨナラアーチを山川が放つ・・・そんなドラマチックが止まらなかった。 そして涌井と大谷に対抗して最多勝を争うは十亀。菊池振るわず十亀が最多勝ルートひた走る。菊池や金子千尋防御率1点台に及ばぬ2.72なれども、何故か勝ち星に恵まれる。特殊能力勝ち運は伊達じゃないっ! もう一人の計算違いは芦田。開幕6連敗を決めた弱小チームを首位へ輝かせたのは高校生ルーキーであった。連敗を止めるべく芦田の投入を見送っていたが、投入せざるを得ない時が訪れた。7連敗を覚悟したが結果は2安打完封でチームを勝利に導いたのだ。2点しか取れない西武を救う2対0の快勝劇を演じた。 中崎に先駆けて神がかっていた芦田は実によく働いた。3戦3勝の防御率0.87で延長戦も重ねて勝ち続けたのだから。すぐに力尽きて負け星を重ねてしまったものの、WHIPは金子千尋と大谷に次ぐ1.07だから挽回は遠くない。 [fin]