砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

丹内スローの決着 毎日王冠回顧

毎日王冠は15時15分から挙式&披露宴の予定があったものだから。挙式中によそ事をするのも良くないので出走馬も見ていなかった。今日に帰釧を果たしてようやく結果と出走馬を見たのだ。これは、とても楽しい東京千八予想になったことだろう。

ハナを切ったのがマイネルミラノ丹内。6番で千八適性◎の逃げ馬だから逃げを打って当然というところかな。クラレントも抵抗してよさそうなものだけど、小牧太騎手の騎乗で千八なら出たなりに差したのは順当かもしれない。

久々のウインフルブルームも出していった様子だけれども、東京の柴田大知なら無理押しはしないだろう。中山ならガツンとペースダウンを図る手があるのだけれど、東京はイーブンペースが基本のレースなので。

勝ちきったのはルージュバック戸崎圭太の華麗なる差し。

戸崎もルメールも登坂部分で脚を使わないタイプで、登りの終わりを目掛けて追い出すスタイルが身上。だから中山の戸崎は残り100mでガッツリ差してくるし、ルメール阪神の100mでしぶとく粘る。

このクビ差はペースの些細なバランスが起こしたものだろう。登坂にもっと荷重をかける様な、厳しい流れ、あるいは直線全体を使って前を目一杯追いかける流れ、そういった風になるとアンビシャスの方が走りやすかったのかもしれない。この馬、駆け上がるタイプ。大阪杯を超えるパフォーマンスはそうそう見られないだろう。

ディサイファは7歳という馬齢もあって千八で出し切るのはズブいかも。ベストパフォーマンスの札幌記念はハイペースで引っ張られた結果であるし、こういったスローではやはり勝ち味は薄い。

ロサギガンティアは千四ベストだから距離延長に旨味なし。

ダノンシャークがこんなに差し込めないのも不思議なもので、これは齢かもしれない。

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