砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

軽量ディープの届かない京都芝 秋華賞予想決定版

パールコード ビッシュ △ジュエラー 今の京都は軽量馬がほとんど来ない状態で、これは5月の開催から続く傾向。特に軽く小さい馬に出やすいディープインパクト産駒は不振が続いている。(血は水よりも濃しより参照すると5月8日のリライアブルエースから勝ち星がないらしい)(なおリライアブルエースはアルバートドックの全弟。馬体重は478kg) 補足をそのまま続けると、アルバートドック=リライアブルエースは米血統の強いHyperion配合馬。Hyperionは馬を小さく出しやすい血統だが、その性質を受け継ぎながらもそこそこ大きめに出たのがこの兄弟の特徴。北米系Hyperionの好形と言うべきで、母がNureyev直系であることも一つだ。 それなら内枠のヴィクトワールピサが川田で捌いて面白そう。パールコードは母が米血統の強い配合で、それぞれが欧州のスタミナを基幹にスピードを積み重ねている点が好印象。こういうアウトブリードの繁殖はヴィクトワールピサの大好物で、本格化のタイミングも米血が多い分だけジュエラーより半年は早いはず。上積みを見込める。 ビッシュは母父Acatenangoらしい端正な体つきで、軽い馬場の方が得意であるはず。ただパワーの要る馬場をこなしてもよく、ワールドエースも端正な馬体でドロドロ中山をまくって粘り強く伸びたものだ。 ジュエラーは最悪の枠に入ったが後方から開いて大外から突っ込むだけの素質がある。ミルコの小回り差しなら3着くらいまで差してくるだろう。 ヴィブロスはもうちっと体重があったほうが今の秋華賞は走りやすい。前走は秀逸な内容だが、福永の捌くことを考えると買い控えたい。捌いて届くレースでも馬でもない。 [fin]