砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ノーザンテーストは素晴らしい 菊花賞回顧

ノーザンテーストを支持する材料は山ほどある。それこそステージチャンプがある。

リアルシャダイの素晴らしいところはスピード血脈の強いND系を相手にステイヤーを輩出したことで、ニックスの根拠こそAlibhai≒Lady Angelaと断定できるが、それでステイヤーを出す理由は分からない。

なので仕方なくTraceryをその根拠として、暫定的に扱っている。PrincequilloRibotを繋ぐPapyrusとも繋がりがあり、スタミナを引き出すには調度良いのかと考えた。ステイゴールドの母ゴールデンサッシュがTracery6✕7*10*8*6という淡いクロスを継続させていて、その上でサンデーサイレンスが非Tracery。

なのでノーザンテーストへ(ニアリー)クロスを組み込むことでTraceryがオンになり、それはつまりゴールデンサッシュのスタミナをオンとすることに等しいのではないか・・・という推論を立てた。一応はレインボーラインがそれに応えてくれた形。

菊花賞で先行するスピードをフレンチデピュティは伝えないけれど、Vice Regent系にPrincequilloを加えた配合はスタミナを供給するに違いない。見た目以上にステイゴールドフレンチデピュティはスタミナ配合だろう。

またAmbiorixでLavendula姉さんに挨拶を済ませた上で、ファーストファミリーを使ってのナスキロ導入。Princequilloの経由としてSomethingroyalは最高級であるし、挨拶を済ませているならTurn-toクロスは歓迎されるべきだ。

あと、現代にも影響を与える戦前日本の財宝プリメロの存在が大きい。

全妹には名繁殖Harinaがあり、他のきょうだい達もダービー馬などが並ぶ名血統。Blandfordと言えばBlenheim-Mahmoudのイメージが強いが、確実にスタミナを伝えるこういった血統のが正当な枝葉かもしれない。

またステイゴールドがこの血統のことを愛していて、メジロマックイーンはAvena=プリメロ6✕6。またゴールドシップの母ポイントフラッグはUdaipur(ヒンドスタンの2代母)=Umidwar7*8。

ここからもう一つ推論を立てると、Princely GiftBlandfordのクロスであるから、ここにプリメロやUmidwarのBlandfordを組み込むことでPrincely Giftをスタミナ化することが出来るのではないか。ゴールデンサッシュのスタミナスイッチその2ってわけだな。

ゴルシほど極端な例はあまりないが、このあたりのBlandfordは名血統オブ名血統なので内国産繁殖には注意深く見ておきたい。社台系列所有の内国産は特に注意深く。

忘れちゃならなかったよな。レインボーラインノーザンファームで生産されたステイゴールド産駒なんだ。

[fin]