砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

秋天予想暫定版 その2

ルージュバック

△モーリス

ステファノス

ラブリーデイ

リアルスティール

△アンビシャス

ルージュバックの本命は揺るがないが、ヒモに流す馬は増えるばかり。

外枠のラブリーデイに妙味はなく、ルメールが外から位置を取りに行くイメージも沸かない。けれど前が武豊田辺裕信ということにもなると「テンカラドスロー」に発展する可能性が大であり、その中で後方に控えるルメールでもなかろうと。

また田辺がロゴタイプのパフォーマンスにこだわるなら逃げの手はないと思う。どちらかと言うと「俺がエイシンヒカリを抑えに行くとは一度たりとも言っていない」とスローの2番手に落ち着く方が理にかなう。

ロゴで逃げるとして、それで秋天を争うのであれば、2角へは抑え気味に侵入しなきゃならない。それを最内枠のエイシンヒカリにやるのであればスタートの時点で大きなリードが必要であり、安田記念(12.3-11.0)くらいは刻まなきゃならないはず。これは流石に無理筋。・・・安田記念はこれだけの速いラップを刻んで終いを33秒9で納めたのか。すげぇな。

12.3-11.0は流石にあれだとしても、12.5-11.2はマストだろう。厳しそう。

そういう探り合いに茶々入れに来るウチパクラレントが厄介。千八なら押しまくる余裕はないけど、二千ならオッケーというのが東京。しかも内枠で外2頭は競りかけてこない。出が多少悪くても挽回する余裕がある。

クラレントはもう出していくしかないし、もうズブくなっているからウチパク剛腕に任せるのみよな。スローに落として3F瞬発にしちゃうしかない。田辺と武豊がこれを積極的に潰しに行くかというと・・・微妙。

明確過ぎるほどの3F瞬発になると機動力が活きやすい。内の好位からズンドバするのがベストだが、外から行っても大きな不利はない。怖いのは内を機動力でスルリと抜けてくるパターン。いわゆるコスモネモシン差し。秋天で言えばエイシンフラッシュアタック。

妄想が広がってアドマイヤデウスに手を出したくなってくるなぁ。ただこの馬のイン差しはあくまでも岩田の趣味に留まっていて、ベストは日経賞ウインバリアシオンをねじ伏せた大まくり。あれを見てウインバリアシオンのファンは世代交代というものを強く感じさせられた。

Mr. Prospectorのスピードを糧に米血統のスタミナをこれでもかと言わんばかりに突っ込んだのがティンバーカントリーで、それをベガに配されて産まれたのがアドマイヤドンアドマイヤドンは朝日杯勝ち馬で、皐月賞7着、ダービー6着、菊花賞4着と大崩れなし。菊花賞から中1週で臨んだJBCクラシックを勝ちダート路線に活路を見出した。それ以降は周知の通り、ダートG1を6勝という大活躍だ。

北米のパワー&スピードにアイルランドの「競り落とす名血統」トニービンを抱えたのはトランセンドと同じで、Tom Foolクロスの分だけ競馬が達者なところはあったかと。

アドマイヤラピスが「Hyperion✕Fair Trial✕Pretty Polly」を4分の3抱え、そして4分の1をSunny Valleyという「Blandford✕Solario✕Chaucer」でまとめた名牝で収めている。そこにサンデーが入ってMahmoud≒Sun Princessを絡めたのだから、そりゃ名繁殖ロイヤルガード。

そこにアドマイヤドンってのは、そりゃHyperionの観点では納得が行くし、実際に強い馬が出たんだが。日本の芝でねじ伏せるならドコかにDamascusなんていうオシャレなMy Babuがあってもいいだろうし、それがないからこそティンバーカントリーがスタミナ血統として成り立つとも言える。2000mならAmbiorix≒My Babuがあってよかった。スウェプトオーヴァーボードいいよね!

配合としては不運の名馬アドマイヤコスモスという叔父の方が好ましいし、もっと言えばアドマイヤのオーナーブリードで終わらせるにはもったいなさ過ぎる牝系。Lyphard入れてEvevateを目覚めさせたいなぁ。あとビッグアーサーも良さそう。

[fin]