砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

スノードラゴンを買いたい気持ち マイルCS予想雑記

NDを1本しか引かず、Turn-toも2本だけ。その上でナスキロを父母間クロスさせて合計3本、そんでもってCaroとPrincely Giftも父母間クロスしている、と。

Nasrullahは柔らかい血統であるが、それが距離の柔らかさとなるにはNorthern Dancerが絡まなければならない。ではなぜNorthern Dancerが距離の靭やかさを伝えるのかと言えば、それがナスペリオンの根幹を成すと同時に「Hyperion×Swinford×Tracery×Pretty Polly」のLady Angelaを引くからだ。これはイギリスの誇るクラシックなスタミナ血統と反応しやすいし、Traceryを通じてイタリアのRibotPrincequilloのスタミナも引き出せる。

最大限に評価したいのはサウスアトランティックとかいうやたらめったらパワーに寄ったMill Reef直仔を母母父に据えたところだ。姪っ子には砂の名繁殖として売り出し中のヘヴンリーロマンスがあり、スタミナとパワーには大きな信頼を寄せられる。

またエルセンタウロというアルゼンチン血統もあって、これは父Sideralで母父がCongreve直仔だから、つまりTracery直系。ペルーサの母母はCongreveの娘Donatila=Dorilaの全姉妹クロスを持っている。アルゼンチンは本当にTraceryが大好きで、Papyrusクロスもよく見られるんだ。

だからRibotの処理がきっちりされた配合と言えて、牝系がロイヤルサッシュだからApelleもばっちり。Apelleはイタリア発祥で様々な血統に見られるが、Prince Chevalierとの相性の良さからドイツで最も愛されているだろう。Tracery血統と仲良く伝わることが多いのでアルゼンチン血統とも相性が良いはずだ。

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