砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

外差し一辺倒な馬場 JC予想

土曜の午前は最内を突いた馬がよく伸びていたが午後になるとそれが止まった。天気は開催終了後に降る予報であり、外差しバイアスの強化に歯止めがかからないことが予想される。 そうなると外差しで勝負になるから中距離の切れで間に合う可能性が。 だがこの中で最も景気良く切れる馬はルージュバックであり、これはマンハッタンカフェ牝馬らしく硬質な切れでねじ伏せる差し。過去のジャパンカップ勝ち牝馬とはこそばゆいところを差す、おおよそBold Ruler的なところがあった。本馬はPromised LandにDynamoをかき混ぜたWise Exchangeの切れに依存するところが大きく、これだと少しまくり気質が強い。ウインバリアシオンオルフェーヴルの中間くらいで切れるイメージ。超格好いいイメージだな! 次点にリアルスティールが挙がる。しかし同じ「スローの帝王」でもゴールドアクターの方が中長距離には適性があるし、またディープ嵐猫とは道悪の配合形。ディープ嵐猫は基本的に中長距離の配合であるが、本馬はKingmambo全妹の影響力が強い出方をしている。ここでキタサンブラックを差せる気がしない。 ディーマジェスティは当代一の中距離馬だと確信を持てる名馬だが、ちょっと距離と末脚の融通が効かない弱さがある。東京二千四だと後手に回るしかないのはダービーを見ての通りで、全体がハイペースに巻き込まれる展開でなければ見直しは効かないかと。来年の大阪杯で本命を打ちたい。 トーセンバジルという手も無きにしろあらず・・・。ハービンジャー産駒では上質な配合だと思うがウチパクさんで手が合っているとも思えない。母がフジキセキ×Crafty Prospectorだからイスラボニータと似た気性を持っていて、これは好位から馬群を割ってこそ面白い配合だろう。ストライドが大きいからそのロスを嫌って外に出しているのだろうが、その戦法が通じるのは条件戦までだ。藤原英昭厩舎なら戸崎が乗る機会もあるだろうし、ストレイトガールの様に運べる可能性も大。ここは腕試し程度であろうし、来年初春の乗り替わりが楽しみ。(ひどい言い草) なんかあんま手を出したい気分じゃなかとです。 [fin]