砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

Devil's Bag=Glorious Songがときおり伝える非中距離力

シュヴァルグランサトノダイヤモンドがこれを持つ。

Devil's Bagの代表産駒と言えばタイキシャトルで、その直系のロージズインメイの代表産駒はドリームバレンチノコスモオオゾラ、ローズジュレップ、サミットストーンマイネルマーク、コスモラピュタなどなど。

Glorious Songからはヴィルシーナヴィブロスの全姉妹、マーティンボロフレールジャックの全兄弟、グランドオペラRahyシングスピールダノンシャンティ、などなど。

距離に融通が利く血統であるが中距離でガッツリと強い馬はいない。タイキシャトル持ちにしてもレッドスパーダメイショウボーラーストレイトガールワンアンドオンリーという風である。

なんの作用かは分からない。けれど超すごいやつはスプリント~マイル、あるいは中長距離で活躍した馬である。でもヴィルシーナヴィブロス秋華賞でえらいパフォーマンスをはじき出した変な乙女。

千八ベストの馬というのはディープ産駒として真っ当であるし、サンデーのHaloクロスとしても真っ当。サンデーサイレンス×ウインドインハーヘアに引き込まれたイメージでこの乙女2頭は考えた方がいいだろう。

名血と名血が出会ったらどちらかに引き込まれるしかないはずで、それは配合と代の遠近に左右されるだろう。その意味ではサンデーサイレンスGlorious Songと言ってよく、このニアリークロスを基盤として考えた方が配合内容が分かりやすいかもしれない。まぁLyphardDanzigをニアリーの関係にあると言うくらいには乱暴だけれども・・・。

ディープインパクトサンデーサイレンスウインドインハーヘアの相似配合でもあるので、やはりこちらの主張が強い。だがハーツクライはかなりのアウトブリーダーであり、近い代のクロスはAlmahmoud4*6くらい。他にNearco6×8*8*7*6、Nasrullahトニービンから7*7*6、Royal Chagerが5、という風である。Hyperionについては数えたくありません。

なのでHaloクロスであるくせにズブさばかりは改善されないシュヴァルグランは、サンデーというよりGlorious Song的で、ハーツクライというよりハルーワスウィートだ。ならダノンバラードに似たズブさと説明出来る。共通点はGlorious SongへBusandaを流し込んでいること。

もしこの仮説が正しいのであればサトノダイヤモンドとズブさの根っこが同じであると言える。

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