Devil's Bagの代表産駒と言えばタイキシャトルで、その直系のロージズインメイの代表産駒はドリームバレンチノ、コスモオオゾラ、ローズジュレップ、サミットストーン、マイネルマーク、コスモラピュタなどなど。
Glorious Songからはヴィルシーナ、ヴィブロスの全姉妹、マーティンボロ、フレールジャックの全兄弟、グランドオペラ、Rahy、シングスピール、ダノンシャンティ、などなど。
距離に融通が利く血統であるが中距離でガッツリと強い馬はいない。タイキシャトル持ちにしてもレッドスパーダやメイショウボーラー、ストレイトガール、ワンアンドオンリーという風である。
なんの作用かは分からない。けれど超すごいやつはスプリント~マイル、あるいは中長距離で活躍した馬である。でもヴィルシーナとヴィブロスは秋華賞でえらいパフォーマンスをはじき出した変な乙女。
千八ベストの馬というのはディープ産駒として真っ当であるし、サンデーのHaloクロスとしても真っ当。サンデーサイレンス×ウインドインハーヘアに引き込まれたイメージでこの乙女2頭は考えた方がいいだろう。
名血と名血が出会ったらどちらかに引き込まれるしかないはずで、それは配合と代の遠近に左右されるだろう。その意味ではサンデーサイレンス≒Glorious Songと言ってよく、このニアリークロスを基盤として考えた方が配合内容が分かりやすいかもしれない。まぁLyphardとDanzigをニアリーの関係にあると言うくらいには乱暴だけれども・・・。
ディープインパクトはサンデーサイレンスとウインドインハーヘアの相似配合でもあるので、やはりこちらの主張が強い。だがハーツクライはかなりのアウトブリーダーであり、近い代のクロスはAlmahmoud4*6くらい。他にNearco6×8*8*7*6、Nasrullahをトニービンから7*7*6、Royal Chagerが5、という風である。Hyperionについては数えたくありません。
なのでHaloクロスであるくせにズブさばかりは改善されないシュヴァルグランは、サンデーというよりGlorious Song的で、ハーツクライというよりハルーワスウィートだ。ならダノンバラードに似たズブさと説明出来る。共通点はGlorious SongへBusandaを流し込んでいること。
もしこの仮説が正しいのであればサトノダイヤモンドとズブさの根っこが同じであると言える。
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