砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

福永祐一騎手が落馬

香港のビッグアーサーはまだ武豊岩田康誠川田将雅と候補が多くあるからまだ良い。

だが阪神JFヴゼットジョリーが一気に白紙へ帰ってしまったのがやばい・・・と思ったら最初から和田竜で望む予定だったのか。となると福永は先約があった様子で・・・あぁデイリーを勝ってるジューヌエコールで決まっていたのか。これもまた勿体無い。そうか、福永は2頭の牝馬を重賞で勝たせていたのね。

クロフネアグネスタキオンってのもまた福永と手が合いそうな牝馬である。好位に沈めてからズルズルと抜け出してくるイメージ。

最大の問題はシュヴァルグランか。まだ乗れないことが確定しているわけではないけれど、怪我人が乗ることはないだろう。まさか3週間やそこらで骨がくっつくこともなし。

うーん・・・もしかすると田辺が空いているのかな?あとはウチパクさんと横ノリってところだな。でも友道調教師は典型的なほどに外国人ジョッキー優遇派で、今ちょうど抱えている(身元引受)騎手にシュタルケがある。25日までだからちょうど有馬記念までだ。

おそらく先約はないはずなので、自然にシュヴァルグランシュタルケのコンビが結成されそう。俺は福永騎手に愛憎の念を抱く一人の福永ファンであるが、あるが、あるが、これはナイスコンビじゃないだろうか・・・。

ちょっとこれは勝ちまで見なきゃならなくなったかもしれないなぁ・・・。強い馬が勝つというのであれば、今年のシュヴァルグランの成績に説得力がないわけじゃない。シュタルケって当たりが強い分だけズブく動く馬が達者で、しかも先行好位に賭ける執念は福永騎手の追随を許さない。それで飯食ってる人だから。

ウチパクさんの先行はわざとらしいんだ。とても悪い言葉を使って表現しているけれど、あまり語弊を招く様なものではないと思う。上手い先行ってのはもっとさりげないはずだ。シュタルケは気がついたら先行しているくらいだから。カメラが後方から先頭へ移っていくときに「あっ、シュタルケいつの間に」という風。

でも手綱を扱いて扱いて鞍上で慌ただしくしてさ、それでゴールドシップが煩わしそうに上がっていくのが、もう競馬ファンが生暖かい目で見守るくらい、グランプリの風物詩としてあったわけだよねぇ。それは間違いない。ウチパクさんがゴールドシップのラストランを飾ってよかったと思う。

ファンがいる以上は魅せなければならず、その意味ではウチパクさんの方がプロフェッショナルであるし、シュタルケは職人気質かもしれない。でも別に魅せるために慌ただしくしているわけでもないし、単純に動かないから体全体で促さなきゃならないだけの切実な話。わざとらしいウチパクさんよりも、さりげないシュタルケの方が上手い。

ただ日本の競馬を熟知してるのはウチパクさんである。そこらへんの取捨は競馬ファン次第だと。

[fin]