砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

武幸四郎騎手が調教師試験を突破

他に幸四郎、豊兄弟の再従兄弟である武英智元騎手現調教助手やクイーンスプマンテエリ女を制したタナパクこと田中博康騎手も合格している。あと検索に引っかかるのはロードカナロアの担当を努めた安田翔伍調教助手など。

これで幸四郎は調教師路線まっしぐらだが・・・既にスポンサーが集まっているのかが分からない。集められていたとしても馬房が空いているかな?

中舘英二元騎手現調教師の様に騎手引退即調教師ということもあるが、通例としてはどこかの厩舎で勉強することになる。元より減量の辛い身であるから馬房が空くまで騎手続行というより、どこかの厩舎で勉強する方が健康には良いだろう。噂に依ると骨密度が老人並だとか。よくそんな身体で騎手生活と受験勉強を両立したものだ・・・。

もともとコネの強い騎手ではあるが非社台系でもある。騎手→調教師のラインは年々狭まっているし、実際に調教師として達者なのは牧場→調教助手のルートで合格してきたキャリア組だ。決して輝かしい未来が広がっているわけではなく、むしろ騎手時代よりも厳しい現実が待っているはず。

ただ騎手出身の調教師がいなければ騎手の育成に不足が出る。需要は必ずあるはずであるし、その働きを助けてくれる大人もいるだろう。G1トレーナーになれなくとも立派なお弟子さんが育てばいいなと思う。

[追記]

現役は来年2月まで、開業は18年3月とのこと。デビューから二日目でマイラーズCオースミタイクーンで制し、その後も京都の大舞台で穴馬をかっ飛ばしてきた。京都限定ならば一二を争う名手であり、武豊や岩田、蛯名といったトップジョッキーと比べて遜色ない。何とかしてもう一度京都重賞で花開いてくれないものか。

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