笑ってしまうほど中山千六に適性のある馬が上位人気を占めて面白くないレース、そう思っていたのは昨年も同じで、それが大荒れも大荒れのドスロー石川アタックで決着だった。底力も糞もない前受け至上主義が上位独占となる牝馬戦は確かに存在する。
だがよーくよく見てみればこの上位陣も侮れない存在であったわけで、それはエリ女、中京記念、福島牝馬を見れば明らか。ちょっと適性がドンピシャでハマりやすい大穴気質の3頭だった。もちろんそれを承知で前受けを敢行する陣営の勇気も素晴らしい。力量差があっても前にこだわるってのはなかなか出来ない。
そして今年も関東随一の乗れる若手である石川裕紀人騎手が登場する。最近はGoogle日本語入力でも一発変換できて嬉しいよ。前は面倒だったからな。しかも今回は人気どころのダイワドレッサーだ。勝ちきりまであるか？
けれど今回は本当に下から上までいい馬が揃ったねぇ。どれが勝っても納得が行くというか、とりあえずこのレベルの争いなら買える馬ばかり。そして上位陣は上位陣で負け方も勝ち方もはっきりしているから取捨が楽でいい。もちろんそれは展開を読んだ上でのことだけど。
とりあえず競馬の巧いレッツゴードンキは鉄板だろう。勝ち切りの想像が難しいタイプではあるけれど三連複の軸にするなら便利だ。怖いのはテンの速い展開での大外枠だけれども、それでペースが流れるならマジックタイムと一騎打ちになる。この展開なら本命に出来るな。
持続戦ならもう一頭クロコスミアと言いたいが3歳時点でこれらと争うのは厳しいかも。鞍上が田辺って話だからここもハナを切りに行くのだろうけど、テン乗りでは少し扱いづらい面はある。カッツンが乗るよりよっぽどマシだけどね。
ズバッと隊列が収まってスローに流れる・・・という展開ならウキヨノカゼにもチャンス有り。スプリント重賞勝ちの実績があるけれど今なら中山マイルはドンピシャ。6歳でもまだ13戦しかしていないし、しかも今回は長期休養明けで人気もなさそう。おかしな展開の中山外はノリポツンが鉄板。これはアタマから狙い撃ちしたい。
戸崎のカフェブリリアントもいい。崩れないタイプだしG1じゃなければ勝ちきりパターンが豊富だ。昨年はドスローをまくる厳しい展開だったけれど、今回はそこまでひどいことには。
ペイシャフェリスもチャンスだと思うけど・・・森か。別に飛び抜けた存在でもない地方騎手をわざわざ中央へ持ってくる意味が分からない。柴山じゃ駄目なのか。
アットザシーサイドも悪くないが外回りはマイナスか。それを言ったらレッツゴードンキもそうなのだけれど。
ちょっと時間をかけて一頭くらい大穴馬を挙げようかな。
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