砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ターコイズSの大穴候補を考える

アルマディヴァン

 鉄砲駆けをせず徐々に調子を上げるタイプ。千四ベストだからラップが上下するとマイルは苦しくなる。一定のスローならば距離がある程度もつし、3Fの末脚なら優れたものがある。登坂マイスターかつ持続戦の鬼なのでマイルだと中京が狙いやすい。内を捌ける競馬達者でもあってマイルの急坂コースなら大崩れ(2桁着)しない。

テルナミノル

 エンパイアメーカー×フジキセキはニックス。4分の4In Realityだが芝で3勝を挙げてオープン入りしている。存外力っぽい感じもしないのはBold Rulerメインに配合が決まっているからで、急坂コースは最後に失速しがちだ。京都で狙いたい。

サンソヴール

 近親にユニバーサルバンクがある。ここまでDjebelがうるさいキンカメサンデーも珍しいが、一応は配合が決まっている。母が非ナスキロでTurn-to×KlaironのLavendulaクロスだから先行力のあるキンカメであり、また非NDでもあるから成長力にも富む。中庸的なタイプと言えるが急坂をこなすバックボーンは薄いか。

ビービーバーレル

 ダート色の強いパイロだが初の重賞ウィナーは芝で得た。夏からは父の傾向通りにダートへ進んで中央ダートでも上位クラスの馬と勝ち負けしている。前走は案外な結果に終わってしまって、ベストパフォーマンスが不良ダートの大沼Sともなると、やはり芝の速い競馬の方が適性があるのかもしれない。だがSilver Hawkで芝を走るというのもやや説得力に欠けるし、しかも牝馬ともなると大物感はない。せめて距離をもう少し伸ばしたスロー戦で狙いたい。