砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

東京大賞典はアポロケンタッキー

ダートは未だ勉強不足で予想するに及ばない。なので回顧も出来ない。ただ勝ち馬の父Langfuhrの配合に興味がわいた。

やっていることは大体Danzig×Raise a Nativeと同じなのだけれども、肝心のNative Dancerを持たない。ここはDanzig産駒としての生命線であるからユニークだと言える。

面白いのがAlibhai≒Lady Angela≒Heriopolisを累進している点。ノーザンテーストの頑強と同類のものであり、それに対してアワバブーを潜ませているのが秀逸だ。つまり配合の幹はゴールデンサッシュ的なもの。ただことごとくが短距離&パワーだからダートの千四千六に出たのは納得。

Danzigからスタミナを引き出すナスペリオンを組み込み、Lady Angelaの頑強を徹底した状態である。これにND+Mr. Prospector≒Native Royalityを組み込んだ結果がアポロケンタッキー。今年の有馬記念はいかにDanzigを基礎として固めるかが鍵だったわけだが、その反面、東京大賞典では正統派のDanzig直系馬が勝利を飾った。

アポロケンタッキーの配合に於いて秀逸なのはSweet Briar Tooであることに間違いはない。ここのワンクッションが実に素晴らしいがために、母方で徹底したDanzigのニックス血統を受け入れる素地が出来ているのだ。3代母SlinkyladyのRibot固めに対する緩和具合も実に良い。

アポロケンタッキー×SSクロス繁殖で何か産まれるかもしれんね。

[fin]