砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

この京都金杯には穴がある!

エアスピネルエアシャカールと同じスタミナを持っていて、それをキンカメで短縮したようなイメージ。だから強い馬であっても勝ち味は薄くて、京都金杯で56.5kgなら挑戦する意味はあると思うが勝ちきりまでは計算できない。

なので本命とすべきはガリバルディ。ベストは後出しで差しても届く中京マイルであるが、Bold Irish持ちのBurghclere≒Mixed Marriageのディープ産駒ならば京都外でも勝負になる。しかも鞍上がルメールなのだから逆らえない。

というのはあくまでも普通の馬場状態の場合で、インベタレースの代名詞とも言うべき京都金杯において大外枠の人気を買うのはあまりにも無謀。勝ち馬は格下であっても内枠から選びたい。

ならばまぁ・・・岩田のダイシンサンダーという手はあるかと。

まず考えたいのはクロスの作用について。別にサンデークロス3×3だから靭やかなんだぜーって話ではなく、サンデーサイレンスという名血によって成り立った血統を重ねるからこそ靭やかになるってことを忘れてはならない。だからサンデー3×3という強いクロスでも競争能力を損なわない馬ってのは、サンデーの周りに頑強を備えている。サンデーサイレンスの靭やかさを頼りにした配合を取るのだね。

だから初めは靭やかに動いていても本格化するに連れて頑強がオンになるパターンがほとんどで、ノットフォーマルが早熟であったのは早期にバランスが取れすぎていたからだ。ダイシンサンダーは4歳春に京都二千を勝ってオープン入りを果たしたものの、降級してからは千四に戦場を変えている。そして再びオープン入りした舞台は京都マイルであり、今がちょうどマイルでバランスが取れている頃合い。その後に得意の京都で敗れた2戦は千八と二千であるからここで見直せる。錦Sの勝ち時計が1分32秒7であるから、このくらい走れば馬券圏内だろう。

うん・・・馬券圏内かなぁ。

このメンツならエアスピネルが勝ちきれるのかなぁ。でもインベタであるが故に結構前のめりになりがちであって、その上で位置を取れる馬であるとは思えないんだよね。武豊なら差しに構えて外から来そう。内枠に信頼できる馬いないから壁を作るのも大変だ。

したら・・・うーん・・・。マイネルハニーも先行は可能だろうけれど母父が三冠馬だからちょっとマイルでは先行力が劣るんだよね。ちょっと望みどおりの位置取りは見込めない。

太っつぁんならピークトラムの大駆けに期待してもよかったんだけど好位大好きなシュミノーでしょ?テン乗りのチチカスは嫌だわー。

内で大穴があるとすればケントオーだろうな。

王道のダンスインザダーク短距離馬で、ちょっと柔らかな身体が目立って使いづらいところがある。けれど父のスタミナをバックに母のスピードを活かす配合形であるし、また平坦の方が買いやすい配合なんだよね。

前走はテン乗りの松岡が前を追いかけすぎた結果だから度外視。マイネル軍団で最も若く猛った丹内祐次がウチパクさんに追い立てられて総崩れの残念なペースだから仕方がない。

千四気味ではあるんだがダンスインザダークNijinskyを利用すれば一定のペースを守ることで距離は保つ。実際にマイルでの勝鞍も目立つ馬であるからここで買わない理由もないかと。

駄目だな。何が勝つか分からん。いっそガリバルディが2番手から突き抜けろ。

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