砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

シンザン記念回顧

勝ち時計は1分37秒6、ラップタイムは12.1-11.0-11.4-12.6-12.4-12.8-12.7-12.6。重馬場。雨が降っていると知ったのはレース前で、しかも馬場が重まで渋ることになるとはまるで考えもしなかった。天気予報って大事だ。

馬場がこんな状態なのに前の3Fが34秒5と平均よりむしろ速くらいであったことが驚きで、またこの流れから3番手4番手のトラストが4着まで粘ったのは褒められるべきこと。札幌2歳S勝ち馬は伊達じゃねぇな。

こうなるとNDクロスをほとんど持たないアルアインやブレイヴバローズは完成度からして厳しくなってくる。キョウヘイもセントクレスピン×Key to the Mnt×Rambling Barbのスタミナを持つけれど、リーチザクラウン×ダンスインザダーク×Kris S.のパワーも強烈。Nijinskyクロスのパワーも見逃せない。

タイセイストーリーが2着で未来の阪神千四マイスター組では最先着。アルアインもブレイブバローズも特たるNDクロスを持たないからこの時期での争いでは難があるのは確かであり、またタイセイストーリーは母父ロックオブジブラルタルのパワーも見過ごせない。

ペルシアンナイトも馬場が重たい分だけ好走した。また馬群を捌いたのも良いことだが、このペースからでも中団につけられることが分かったのも嬉しい。

マイスタイルは重馬場ならもうちょっと踏ん張ってもいいのだけれど、これはNDを2本しか引かないハーツクライの宿命とも言える。仕上がりすぎても京都じゃパフォーマンスが落ちるし、仕上がっていなくともこの重馬場で明け3歳の重賞を戦うのは厳しい。やはりハーツクライは京都で買うもんじゃない。

なかなか将来が楽しくなる結果だったのではないかと。

[fin]