砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

スワーヴリチャードについて

松田大作騎手が無免許運転かつ速度超過で・・・捕まってしまったらしい。娘を交通事故で亡くしていることを考えれば情けない話だが、男なら大事な用事の2つや3つあるものだ。続報を待ちたい。

さて、スワーヴリチャードであるけれど。

まずこれはサンデーサイレンス直系で母父にUnbridled's Songを抱えるということだけで褒められる配合だ。サンデーサイレンスに対してこれほど効果的な血統も珍しく、キングカメハメハと入れ替わっても遜色のない血統だろう・・・という評価は失礼かな。2016年に最も高い評価を受けたArrogateの父だものな。

In Reality持ちの血統としては他と一線を画する。似ているとすればフジキセキとイスラコジーンだろうけれど、そこまで綺麗にまとまっているかというと、ちょっと微妙。

完全な4分の1異系を取る必要はないけれど、ほとんどを米血統で占めるのであれば相応のまとまりが必要だろう。ミスプロ持ってきました、シアトルスルー持ってきました、ニジンスキー持ってきました、ここまではいいのになぜリヴァーマンを。

Lyphardに対してCaroを、Rivermanを、ってのも理解できる。トニービンに対してLucky Melってのも理解できる。けれどそこにSeattle Slew×Mr. Prospector×Nijinskyを脈絡させるには一処理が必要だろう。

2つの路線を同時に進行させた配合でG1を取った歴史ってのは、おそらく現代日本競馬にはないと思う。イスラボニータの配合ってのは愚直な様がもっとも褒められるもんだろう。スワーヴリチャードの配合には賢しさが見られる。

RivermanSeattle Slewを調和するとしたらSadler's Wellsしかいないと思うんだよなぁ。DanzigとSadler's Wellsで2本のNDを引いた種牡馬を重ねた方が、このピラミマって繁殖は格好がつくと、個人的には、思う。

ただサンデーサイレンスという名血統を思うと、このくらいは調和してくれるのかもと期待しなくはない。また2代母キャリアコレクションはこれでBCJFを2着しているのだし、この段階で調和がなされていると考えることも出来る。

今年の有力な牡馬はRivermanを抱え過ぎだよ。ちょっとこれは考える必要があるのかもしれないな。

次回、Riverman牡馬について

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