砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

京都記念予想

アドマイヤミヤビが思った以上の器だったらしい。ウインドインハーヘア一家のハーツクライ×クロフネというズブズブ配合で、デインヒルな掻き込み走法、そういったイメージだったが、これはちょっとBold Ruler×Princequillo×Buckpasserの作用が大きい様子であり、ズブさも前脚の力っぽさも良い意味で捉えられる。

牡馬であればダービー馬候補と言える。牝馬であると・・・デインヒルクロフネってのが想像しづらい。けれどヌーヴォレコルトはこの類のズブさでオークスを制したわけであるし・・・とりあえず、それは晩春に考えよう。

京都記念。人気のマカヒキに弱点は少ない。

これに逆らうならば、やはりこれも人気のミッキーロケットが有力であるし、この2頭軸は売れていて旨味がないだろう。しかし・・・ムーアと京都の和田竜に逆らう理由もない。むしろこれほどハマる2頭がこのメンツと争って2倍台に収まっている事実、これは意外かもしれない。この2頭のどちらかが勝つと見られるレースであるから。

サトノクラウンが人気の一角としてあるわけだが、昨年ほどの展開になってくれるものか。ここを勝ってしまうとむしろ拍子抜けしてしまう。イギリスやアイルランド、ドイツなんかで先行したらどんな競馬をするのか、気になる。

マカヒキとロケットに逆らわず、クラウンに逆らう。したらば、1頭だけ馬券の枠が空く。

人気にしたがって、ヤマカツライデンとスマートレイアーガリバルディの3頭がこの一枠を争いそう。

ヤマカツライデンは距離短縮で臨むが、それがマッチするのかどうか分からない

Robertoステイヤーとして考えるのであれば、明け5歳の今は血統からしても本格化まで半年ほど早い感じがする。来春の天皇賞カレンミロティックしそうなイメージもある。前走はむしろ距離が短かったと考えるべきだ。

一方で、単なるローカル2000m巧者として考えても筋が通る。こちらの方が可能性としては高いとシンボリクリスエス×ダンスインザダークという配合からは考える。すると距離短縮は絶妙であるが、京都外重賞で残すにはボリクリの切れは信用し難い。松山と池添を配されて好成績を残すのであるから、やっぱり札幌や函館、小倉、福島といったイメージだ。

ガリバルディは川田だし。距離延長馬を川田に差しへ構えさせるってのは、馬券を考える上では旨味がない。ハープスターで一皮も二皮もこの分野では剥けたが、どんな天才であっても無理なことだ。距離延長でなければ出来ないことはないだろうけど。

スマートレイアーは京都を得意とするわけではないが、末脚の質からは適当だと感じる。岩田が内で捌いて脚を余し気味に直線へ向けば、3着を拾うことは考えられる。けれど田辺の差しが理想であったかな。

道悪が上手い馬であるのもポイント。飛び抜けた特性ではないし、ぬかるむ様な重い馬場は良くない。けれどソフトな馬場での対応はなかなか達者で、おそらく今回はその程度に落ち着くだろう。

マカヒキ

◯ミッキーロケット

スマートレイアー

スノーフェアリーVSテイエムオペラオーVSジェンティルドンナという対決の1~2ランク落ちかな。ムーアも和田竜も岩田も、それぞれ京都外4角の捌き方に一家言ある騎手だ。京都二千二として見ごたえのあるレースになりそうで、とっても楽しみだ。

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