砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

柴山雄一のさりげない技に期待する 共同通信杯予想

場合によってはエトルディーニュの大金星も考えられたのだけれども、田辺から乗り替わって柴山雄一騎手。柴山が悪いということは全くないのだけれど、田辺のままであったなら5番人気くらいにまで穴人気していたのではないか。

柴山騎手は平坦小回りを得意とし、東京などの外回り登坂を苦手とする。であれば今回はとても買えたものではないのだが、小回り巧者なりの外回り競馬がある。つまり応用というわけで、靭やかにビュンビュン切れる馬ならともかく、根はまくり体質であろう母父オペラハウスの馬にはそれが期待できそう。

馬券ベタの勘ぐりと聞いてくだせぇ。一応、TAGETで「Sadler's Wells持ち馬×柴山雄一×東京芝×1~5番手」は複回収125円。3-3-3-1-2-12、12騎乗というデータ量は微妙であるけれど、信じるも信じぬも八卦というくらいではあるかな。

「スロー展望のピッチ脚合戦でサドラーピッチを小回り巧者が導けるんじゃねぇか」って話で、3着くらいに滑り込む地力はあるとは見込んでいる。複勝はだいぶ売れているから旨味はないかもしれないけれど。

さて、共同通信杯を予想するのであれば、そりゃもちろん勝ち馬を考えなきゃ価値がない。名血サドラーディープのムーヴザワールドか、変態末脚ハーツクライのスワーヴリチャード、あるいは実績アリアリのキンカメサンデーボールドルーラー男エアウィンザーか。

ここを制したならば皐月賞での人気は必至である。ゴールドシップ以来の新たな王道ローテを進むのはどの馬であろう・・・と。

差しに人気が募った春の3歳重賞であるなら、上の通り単純にスロー展望でいいだろう。

リチャードは微妙に手が合っていないから前走の焼き増しになりそうなんだよねぇ。合っていると言えば合っているけれど、スローでの末脚マネージメント能力が求められると、四位のおっさんは怪しいところがある。ハイペースで追走状態が残り300mまで続く様な追い出しの遅いレースだと最強なのだけれど。

実際にそれを新馬戦でやらかしたんだよね。スローの新馬戦であれほど内に我慢させてギリギリまで外出しを渋る騎手は四位のおっさんしかいない。1.7倍の人気馬であんな競馬をしでかすファン泣かせの騎手は四位のおっさんしかいない。いっくんの方が出すのも早いしファン思いだ。

かと思えば東スポ2歳Sじゃその競馬をヨシトミ先生にやられて負かされたでしょ?四位のおっさんは馬券のことを考えずに接すればかなりの愛されキャラだぜ。いっくんの大先輩だけある。

ムーヴザワールドは前走の内容が悪すぎる。ヨレヨレのスワーヴリチャードを交わせなかったのは結構問題だと思う。ルメールタッチングスピーチの全弟を駆ってあれを差せないってのは、やはり姉と同様に仕上がりが遅いんだ。地力が足りていない。

エアウィンザーは・・・今の時期ならやっぱり二千の方が走りやすいんじゃないかな。それに小回りの方が競馬はしやすいはずで、距離不安と小回り外回りの二重苦がある以上は厳しいだろう。

となると、ルメール×Danehillの2連勝を期待してタイセイスターリーという手がある。スローのズンドバ戦という話であれば三強超えの計算は立つ。チャロネグロも面白いがこれがスワーヴリチャードの上を行くというのは面白すぎる冗談だ。好配合のハーツだけどね・・・。

◎タイセイスターリー

◯スワーヴリチャード

△エトルディーニュ

サドラー同士の3着争いならば前にある方が勝つと思う・・・んだよねぇ。現段階でソウルスターリングやサトノアレス、ダイワキャグニー、ペルシアンナイトほどの格をムーヴザワールドが持っているとも思えない。

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