砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

京都牝馬S 展望

京都外1400m。スワンSなんかで使われる条件だが昨年から京都牝馬Sが加わった。 京都外は外回りとは言っても直線距離が404mしかない。またRのきつい4角を要するため外回りの感が薄く、中長距離になると中山で半端に好走していたタイプがシレッと勝ち切ったりする。短い距離であれば外回りの切れでぶった斬ることも多いが、牝馬であればもっと繊細な切れで迫るべき条件だ。 千六寄りの馬よりも千二寄りの馬を狙いたい。であれば臨戦が悪いもののアルビアーノの強さは認めなければならない。ちょっとこれを超える馬は見当たらない。だが千四以下の距離でルメールを信用することはないし、もしルメールのために過剰な人気を得ようものなら、実に嫌らしい本命馬である。 外差し馬場であることを思えば下り特化であることが望ましい。それにしても実績上位のレッツゴードンキを軽視することは出来ない。上手に捌くことが出来れば2着3着は見込めるし、ペースと枠次第では勝ちが見込めるのではないか。 期待したいのはクラレントレッドアリオンの4分の3妹レッドアヴァンセダンスインザダークでもアグネスタキオンでもマイル近辺に寄せたエリモピクシーの頑固な距離遺伝は見逃せない。2頭の兄貴もスロー耐性のある千四馬という風な千八馬であり、またスマートレイアーと同じAlzaoダンシングブレーヴを持つ。牝馬であれば千四ベストで間違いなく、夏にはスプリントも走っていそうな馬だ。 [fin]