砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

スプリングSの簡単予想 その2

◯ウインブライトノーザンテーストクロスのステイゴールド産駒として優秀であり、またジェイドロバリーの美点を表現した良い動きを見せている。責めるべきはジェイドロバリーが未処理であることだけであり、それもG1を勝ち負けすることを考えたときにしか言及することは出来ない。強いて言えば、スプリングSで勝ち負けを考えるよりも皐月賞でのヒモで狙いたく思うし、また菊花賞の3着づけで狙いたい気持ちもある。ここは4着5着でいいのではないかと思うが相手関係が易い。 暫定として△エトルディーニュに本命を打ったが取りやめる。確かに中山千八をベストにする可能性はあるが、この臨戦態勢と配合で勝ちきれるイメージが沸かない。母父オペラハウスでまくれそうな気もするのだが、前走の内容はエピファネイアのよくあった負け方に似ているのだ。距離適性は違うのだがHail to Reason的な追走能力全振りの小脚気質は似ていて、ハイペースの好位に息を潜めて残り300mからズバッと切れて後続を突き放す東京型の馬なのかもしれない。ここは試金石。 今はまだ外回りベターであることを承知は承知だが◎サトノアレスとせざるを得ない。1800mの条件はドンピシャで、母父Danehillであるから機動力の担保に不足があるわけでもない。強い競馬で勝ちきれる相手関係だと考える。「Nasrullah(Royal Chager)×Princequillo」の父母間クロスが入るとは言ってもArtichoke自身はDiscoveryクロスのBold Ruler系であるし、極端に柔らかくなることはないはずだ。Crimson Saintの一家だからStorm Catと同族であって、本馬がG1馬であることと併せて考えれば疑う余地はなくなる。素質で勝ちきれるのではないか。 △アウトライアーズヴィクトワールピサフレンチデピュティなので体質自体はかなり靭やか。前走はドスロースプリンターズで見せたストレイトガールの差し切りと同じ理屈であるから展開勝ちだろう。内回りに変わる今回はパフォーマンスの低下を免れない。 プラチナヴォイスは3本のBuckpasserを機能させるに相応しい筋力を得るには時間がかかる。今は雌伏の時。Burghclere、Santa Luciana、エンパイアメーカーのIn Realityが芽吹くまで待つべし。大阪杯で会おう。 [fin]