砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ファンディーナをどうにかして貶したい。

ファンディーナを貶す方法を一生懸命考えている。しかしCoup de GenieというMachiavellianの全妹にA.P. Indy、Pivotal、ディープインパクトを配した時点で大正義である。Machiavellianの所望する血統は以下の通りなのだ。

Blandfordの名血→UmidwarとかWild RiskとかDonatelloとか

PrincequilloA.P. Indyは4分の3Princequillo

・La Troienne+War AdmiralA.P. IndyはStriking=Busher≒Busanda

・Roman的なアレコレ→Rivermanとか

・Friar's Daughterも大好き→BahramとかThe PhoenixとかDasturとか。同父のFeolaもオッケー。

Ribot持ちであるからApelleとそのニアリー血統も大好き→Good DealやSoaringの一家、Prince Chavalier。

血統好きの方はこれを元にファンディーナの配合を見て、またヴィクトワールピサヴィルシーナの配合も見て欲しいと私は思うのです。なんかヴィルシーナヴィクトワールピサのいいとこ取りみたいな感じになってやばい。

本格化したヴィルシーナVM制覇時)なみに俊敏なヴィクトワールピサみたいになっている。こんなに素早く前脚を繰り出すPrincequilloは見たことがない。ウインブライトとは大違いよ。

Tom Fool的な前脚の鋭さとPrincequillo×Ribot的な前脚の柔らかさが両立している。Ribotにありがちな後躯の柔らかさは見られず、後躯はこれディープインパクトと同じ仕組みでしょ。ヴィクトワールピサの太い身体でディープインパクトが回転している。あったまおかしいんじゃねぇの。

ケチをつけるとすれば・・・2000mの牡馬G1で前受けしたら案外弾けないかもな。これが牡馬であったなら2000mはむしろ短いくらいだったかもしれない。けれど牝馬なら長いと思う。

「4分の3Princequillo、4分の1サンデー」というのはディープインパクト産駒の常であって、その上で千八ベストに落とし込まれる仕組みをディープは持つ。すなわち、Lady RebeccaによるPrincequilloの短距離化である。これがまたHalo≒Sir Ivorを巻き込んでいるため逃れようがない。逃れようとするのであれば・・・サトノダイヤモンドのようにBuckpasser×PrincequilloNasrullah≒Royal Chagerを繋がない形で対抗するすべき。(Cequillo攻めのトーホウジャッカルもこれに似た手法である)

※更に加えると、ディープで皐月賞を勝とうとするならPrincequilloPapyrusを強引に手繰り寄せるしかない。ディーマジェスティRibotPapyrusクロスをしてはいるが、Hyperion×Traceryを頑強とする手段に秀でたFlower Bowlを引く。これによってLady AngelaとSpecialを結びつけ、Northern Dancerの主導権をSadler's Wellsへ引き寄せた。その上でRoberto≒Fairy Bridge。この配合通りの牡馬が出て、皐月賞がスタミナでゴリ押し出来るレースになれば勝ち切れるのだね。

Machiavellianを中心とした配合を取っていることも大きい。この血統のテーマは「Mr. ProspectorとHaloの早すぎる出会い」だ。Danzig×Haloほどポピュラーなものではないし、異色とも言うべき配合。だからMr. ProspectorはいっつもBuckpasser引っ張り込むべさ。

もしもこれが・・・近親に強烈過ぎるアイルランドやイギリス系のスタミナを抱えるのであれば話は違った。もちろんその場合は現段階にこれほどの完成度を得ることは出来なかったが、3歳の秋を前に競馬史上トップクラスのエンターテイナーを破っただろう。そうだね、ハープスターゴールドシップだね!

これで淀みのない皐月賞を勝たれたら笑うに笑えないな。ただ、BustedクロスやPrincequilloバックのスタミナで走る牝馬皐月賞を勝たれるわけにはいかんのだ。そりゃお前もWild Riskクロスだったけれど、とりあえず、貴女に逆らうわ。私。

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