前回のあらすじ
1,単調な芝中距離血統を経由しないこと2,Northern Dancerのクロスを伴うこと3,Nashua≒Nantallahを重視すること4,ダートG1勝ち馬を輩出したサンデーの血統を経由すること5,未処理のTourbillonと絡みを持たないこと
の五箇条について色々と述べた。
3と4についてはサドラーの問題であり、解決しているので問題はないとした。2も問題はない。
5についても大体はパワー化した
Tourbillonなので問題はないと思う。
Hail to Reasonと結びついたSadler's Wellsという鈍重があるのも
好材料。サンデーとサドラーが真っ向勝負するための舞台が整えられている。
1については、前回軽く触れたように
サトノダイヤモンドは配合に対してまるで素直ではない馬であるから問題ない。彼は血統としてHaloを緊張させていても、実馬は
Buckpasser的である。中距離馬でもないし
サンデーサイレンス的でもない。なのでサンデーによる緊張を必要とする可能性は大きい。

六代血統表ではこんな感じになる。
Northern Dancerが4分の4となっても気にならない。ただ4分の3Haloや4分の3Pocahontasなどの機能に対してファーストナイトが上手に機能しない問題が。完全な異系としてあるわけでもないから、実に大きな問題である。
「4分の3Halo、4分の1Bold Reason」とか「4分の3Halo、4分の1Morning Devotion」でも格好がつかないこともないけれど、この観点でG1ウィナーと目することは適わない。
ただし、HaloとPocahontasの観点で微妙過ぎる脈絡はあるわけだから、あと一つや二つの微妙な脈絡を見つけることが出来れば「この馬はファーストナイトの増幅によって云々」と褒めることが出来る。つまり
サトノダイヤモンドと
ハクサンムーンによってファーストナイトが綺麗に際立っているのだと。
[追記]
上記の配合で発生しているいろいろなもの
◯ニアリークロス
Alzao≒チリエージェ≒ファーストナイト
Logical≒シル
Bold Reason≒
Never Bend
◯特筆すべき組み合わせ
Lyphardクロス+Danzg
ジェンティルドンナ的
Affirmed×
Never Bend≒
Bold Reason×
Danzig ロードクエスト的
Lyphardクロス+
サクラバクシンオー キタサンブラック的
Lyphardクロス+
Mr. Prospector+Sadler's Wells
トーセンラー=
スピルバーグ的
[fin]