Gallinuleの名は先生の血統論をかじった人間全てが知っている。血統ファンであれば当然のように・・・5頭はその産駒を挙げられるだろう。全姉妹を含めると6頭は固い。ちなみに俺は言えないのでカンニングをする。
Pretty Polly=Miranda、Alope、Palotta、Honoraの5頭に加えてBlandfordの母父White Eagle。更なるマニアであればPrince Chimayの母GalloretteやBlue Larkspurの母母父Farimanなども挙がるかもしれない。こうして考えてみるとまだまだ血統の見どころはあるのだな。
さて、四姉妹なのでMirandaを除いて「Pretty Polly、Alope、Palotta、Honora」について書く。
最初に結論を書くことが大事だと常々思いつつも実践出来ていないので、やる。
この四姉妹によってNorthern Dancerの在り方を示すことが出来るかもしれない。
Pretty Pollyは言わずもがなLady AngelaやDonatelloなどを輩出した名牝かつ超名繁殖である。
→Swnford-BlandfordやHyperionなどを取り込んで進化する
AlopeはディープインパクトやSideral、Foxlaw、Round Table、Pulpitなどを輩出した名繁殖。
→Son-in-LawとFriar Marcusを取り込んだFeolaが主枝
PalottaはLady Josephineの2代母にあたる。
→Sundridge、The Tetrarch、Blandford、Gainsboroughを取り込む
HonoraはPilateやPrince John、Cosmic Bombらを輩出。
→The Tetrarch、Sundridge、Man o'Warを取り込む
こんな方向性のネタを今取り込んでいる。
ちなみに・・・今、アルアインの母父Essence of DubaiがErin一家の出身でアルアイン自身はNashuaとHyperion祭りの配合。第二のディーマジェスティを狙うのであればこいつであったことに気づいた。
Erin一家であることに気づいていれば毎日杯の勝ち方がまくり馬の早め抜け出しネバネバであると判断できたのに。どんなにPrincequilloまみれのA.P. Indy直系であってもこの一家出身の名馬であればまくりの血統なのだ。
オルフェーヴル産駒を考えた時に、このErinの範疇に配合を整えることも重要だと考えていて、この馬のすごいところはこの米血統ゴリゴリの中でしか生きていけないErinの一家にありながらメジロマックイーンというスタミナを近親に抱えたことだろう。
またそのスタミナがBlue Eyed Momoと共にあることも褒められるわけであり、Tourbillon直系としてスタミナを成立させたメジロマックイーンの偉大さばかりが目立つ。
ファーストナイトがどうしてもやってのけたい「欧州的スタミナの米血統的俊敏化」をオルフェーヴルは為している。欧州のスタミナと米血統のパワーを両立させることは容易い。それは欧州競馬の主流であるから。だが日本はそのスタミナ&パワーをスピードへ脈絡させることに特化した舞台である。
軽いスピードばかりを求めた日本競馬は常に重いスタミナを要求し続ける。その重さを表現してしまった馬たちの救済として日本の重いダートはあるのではないか・・・とも思う。逆もまた然りであるが。
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