砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

函館記念予想へ向けて

ヤマカツライデンを本命に打とうかと思っていて、この外枠で池添ならばぶっつけ本番の差し競馬を見せても良い。元からローカル2000mがベストの配合だと思っていたし、狙い目と言えば狙い目。今までの相手に対してこれだけ好走しているのだし、このレベルの馬を相手にベスト条件の新味を見せるなら勝ち切りまで計算しても良い。 ステイインシアトルは試金石の一戦。母シアトルサンセットはDanzig直系として好配合の名血であるから重賞勝ち程度は当たり前。4分の3Hail to Reasonに対してゴールデンサッシュが作用するかが焦点であり、A級ステイゴールド産駒として函館2000mを乗り越えるものを引き出しているかどうか。シアトルサンセット産駒として見るのであれば過酷な条件に思える。 マイネルミラノは昨年にA級ステイゴールド産駒としての証を立てた。ただ7歳馬で58kgを背負うことを考えると昨年のような負荷には耐えられないはず。人気を思えば掲示板までと見たい。 ダンツプリウスは2000mではスローの注文がつく。ベスト条件とは言えないから勝ち切ることは難しいが、配合通りの資質を見せるならば地力の分だけ棚ぼたの勝利も見込む。内からロスなく運んできっちり伸びるはず。 サトノアレスの母サトノアマゾネスもDanzig直系馬として好配合。それにディープであるからスピード特化型になるのは当然で、その斬れ味で朝日杯をぶった斬り、スローの巴賞を抜け出したのは順当。パワーが本質なので函館の2戦を選んだのは好判断だが、それで通用するのはオープンまで。 ツクバアズマオーはここがメイチの仕上げではないから惜敗具合が読みきれない。馬齢からしてもおかしな力っぽさが出て来ることは間違いないし、もう重賞で勝負になる時は過ぎたと思う。ステイゴールドの本格化は硬質への誘導であり、この配合が硬質になってもいい方向へは動かない。Princequilloの靭やかさがないまぜになった馬がHyperion的に硬質となっていい結果が出た記憶はない。 ◎ヤマカツライデン ダンツプリウス △ルミナスウォリアー ルミナスウォリアーはSadler's Wellsの柴山であり、しかもギリギリまで溜めを作ることに定評があるAck Ackの血を引く。柴山の好走パターンにピタリとハマるし、NDとHtRの「4分の3と4分の1」を満たす上級馬。小回りが得意なのに瞬発戦ベターという悲しい馬であり、ド瞬発戦の新潟記念では伸びきれず、小回りではとことんロンスパという不遇っぷり。函館記念は速いペースにはなってもロングスパート戦にはなりづらい条件であり、マイネルミラノ丹内が余計なことをしなければ一変を見込める。 15-2-12は10000倍か。当たったら500万だな! [fin]