砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ふとした思いつき

ニアリークロスの発見は血統ファンのライフワークというべきものだろう。作用しているかに悩み、牝馬クロスの探索に熱意を燃やす。

そして確たるものは圧倒的に少なく、血統論へ役立つものは非情に少ない。かといって発見の一つ一つを忘れ去ってしまうのは心惜しい。何らかの形で残しておくべきではないかと思う。今はネタ帳に細々と書き残しているが、読み直すたびに「あれ?これはどいつの血統かな」「何と何が共通としていたのだったかな」と悩み、また血統表を荒らすハメになる。

かといって几帳面に残すには手間暇がかかり、それをいつでも簡単に見直せる形とするのは大変なことだ。流石に俺でもそこまで暇ではない。仕方なく文字ばかり、説明文を書き残している。

昨日、TSUTAYAで暇を持て余していた時に、スクラップブックを見ていた。血統表を切り貼りしておけばいいんでないかと、思いついた。ネタ帳と併用することで直感的な理解をすることが出来るし、周辺の血統も簡単に残しておける。

つくづく思うことであるが、ニアリークロスにおいてはクロスされていない血統こそ重要なのだ。それは次世代への布石であるわけだから、クロス部分をより活かすことが出来る非クロス部分でなければならない。ジェイドロバリーKingmamboの様な名血同士のニアリーであればその不安は少ないものの、ただ構成血統が似ているという程度だと忘れがちな話。

「これはこれとこれが同じだからニアリーなんだ」という話では一味足りない。「これがアウトブリードであるからこそニアリークロスとして価値が高い」と言いたい。

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