砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

札幌2歳S回顧

血統を見る人ならクリノよりロックの方がオルフェ産駒として上質であることを感覚的に認識していたはず。2歳戦ならあるいは、って感じもあっただろうが配合とその表現を思えば1番人気にはこれが相応しい。

それにしても初重賞勝利が札幌2歳S、札幌千八とはオルフェーヴルらしいと言えばらしい。(笑)

芝の傾向は前週から受け継がれており、欧州的な配合のファストアプローチとダブルシャープが突っ込んできたのには納得。だがこのゴリゴリ牡馬を相手にこのラップで差し込んで来たのがオルフェ牝馬ってのは凄いことだと思う。ドリジャニは牡馬優勢だが・・・オルフェは牝馬も走る。

母父嵐猫の牝馬が時計のかかる平坦を駆け抜けたとも言えるし、またロブロイの親族というのもその傾向を助ける。それでも平坦王サトノクラウンの甥っ子を差したのは評価できるかな。これって血統的に大きなクビ差だと思う。

マツカゼはまだ伸びる馬だが、展開のふりを鑑みても決して良い競馬ではなかった。そんなに大きな器ではないかな。

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