砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

オルフェーヴル黄金配合 Vaguely Nobleとの相性

今のところオルフェーヴル×Vaguely Nobleはラッキーライラックとシゲルタケノコの2頭がデビューしている。とりあえず勝ち上がり50%で、重賞制覇50%で、G1制覇50%。

2歳では他にコートアウトの15とマルーンエンブレム、ラルース、キスオンザグリーン、そして海外へ売られたという話のミスエマの15がある。ノーザンと社台はもれなく「4分の1非ND」の配合であるが、一つ世代が落ちるとリリサイドの16やエセンテペの16など「4分の4ND」の配合が見られる。

面白いのはOratorio肌との配合が目立つことだ。パカパカファーム、吉田ファーム、ノーザンファームが試みている。ステイゴールドからの継続ニックスと見込んでいデインヒルを持ってくるのは順当な手段であろうし、Pretty Polly弄りのDanzigというのも面白そう。明確な「4分の3米、4分の1英」の配合だものね。

チチカステナンゴを異系としてサンデークロスをもくろんでいる牧場が宮内牧場と坂東ファームだな。Caro系を持ってきて仏血統のクロスを目指すのは一つの道だと思う。


だが一番面白そうな配合はダルシャの16かな。

フサイチコンコルド的な「Nijinsky×Sadler's Wells」はHtR全クロスを目指すには最もお手軽なニックスだ。そう考えたら音速オルフェ配合は安定するかもしれない。

そんでもってDarshaanも面白い要素。UmidwarやAstronomieといった異系クロスで締めた配合はやはりメジロマックイーン弄りに使ってみたい。

母母自身はUmidwarの娘Pretty Ladyクロスで、またAstronomie≒Abjer(Asterus×Sardanapale×St. Self×Dame Masham(直牝)で32分の27が同血)。趣深いというか、傍系をきちんとクロスで締め上げた優秀な配合だ。なぜ繁殖として成功しなかったのか・・・。

明らかな程に晩成オルフェ配合であるから表現が良くてもオープン入りは4歳夏が最速だろうか。


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