阪神大賞典は3000mという先入観を無視した方が(予想は)楽しい。登ったり下ったりが少ない長距離戦なので京都3000mよりずっと易しい条件だ。
平坦ベースの条件であるから平坦巧者が圧倒的有利。正確には、登りで消耗して終いが使えないタイプが穴。タマモベストプレイなどのような平坦好きとはまた違う。そういうのもよく走るしけれども。
つまりアルバートやクリンチャーはわりと危険な人気である。アタマはこれらとは別のところから選ぶべきだろう。
◎ムイトオブリガード
◯アルバート
△レインボーライン
レインボーラインはステゴらしい持続戦巧者だがHalo≒Mitterandらしく登れないタイプ。阪神内回りが得意だが最後の登坂がネックだ。ここも詰めきれないだろう。
アルバートは登ることに関しては天才的で、ステイヤーズSの様な勾配によるスタミナ戦が大得意。ここはちょっと負荷が足りない条件だし、それだけに陣営も挑戦してこなかったのだろう。(この点では日経賞やダイヤモンドSの方がキツイ)
ムイトオブリガードは2勝馬の格上挑戦。しかし4歳春に急上昇中のルーラーシップ産駒で、良血馬でもある。RibotやPrince Bioの入らない配合でキセキやダンビュライトより格が落ちる。ただAloe=Foxlawのうるさい配合であり、前走はAureoleらしい逃げ切りだった。
実力はまだまだ重賞級ではない。ただ人気が全て「構えるHyperion」であるから、穴は「押し切るHyperion」で良いだろう。
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