サンデーサイレンスの血が遠のくほどに短距離配合は素晴らしさを増すわけであるが、それは日本競馬を支え続けたMountain Flowerという名Hyperion血脈が遠のくことと同じ。
かといってそれを増幅すれば中距離の道を行く。なのでサンデー持ちのスプリンターというのはHyperionで走っておらず、彼らは96年スプリンターズSの様な凌ぎ合いのレースを作れない。
サンデーサイレンスの本質である「北米の血とHyperionの融合」からHyperionを置き去りにして走らざるを得ない。
「4分の1SS」における最高の配合馬はなんだろうか、と考える。最強馬はオルフェーヴルで、最強牝馬はダイワスカーレットで、したらドゥラメンテか、キタサンブラックか、いや、配合馬もオルフェーヴルだろう。
けれど8分の1Haloという観点で語れば、キタサンブラックとドゥラメンテの二大巨塔。何度も、いつでも語る。4分の1SSとは8分の1Haloなのだと。
Haloとして素晴らしい配合でなければ、4分の1サンデーを手放しで褒められない。
高松宮記念を予想するにあたり、Haloの本質へ一つのアプローチをかけられることかと思う。スワーヴリチャードやルーラーシップ産駒へ、一歩踏み込むこととなるだろう。
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