砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ヴィクトリアマイル予想 暫定版

ちょっと予定が重なるので今のうちに暫定の印を打っておこう。

昨年のワンツースリーが揃っている上にハイレベルな4歳馬がゾロゾロと列をなしてやってきた今年のヴィクトリアマイル。けれど今年はストレイトガール級の絶対馬がいると見ているので、印は簡単に決まった。

けれど枠がまだ発表されていない。あくまでも暫定。

予想印

◎ミスパンテール
デンコウアンジュ
△アエロリット

予想文

ミスパンテールは東京で一段階上の走りを見せる可能性が大で、ここは圧勝もありえる。幸いにしてペースメーカーがあるのだし、今までよりずっと横ノリは競馬がしやすいだろう。

アエロリットは戸崎と相性は良いと思うが、カワキタエンカ大野を可愛がると最後が苦しくなる。カワキタは千八なら飛ばしきれるが、マイルだと息を入れざるを得ない。

デンコウアンジュはパフォーマンスが安定していて、昨年の様にここを大駆けしてくるはず。相手は強い。そりゃ強い。けれど厳しいペースからの3F切れこそがメイショウサムソンの生きる道だ。ここが競争馬として最高のパフォーマンスとなる。

リスグラシュー

東京千六がベストだと思うが、G1できちんとハマるには配合の格が足りない。傍系の血でキリっと引き締めていないと流れにも乗せづらいし、格で飲み込むことも適わない。東京新聞杯の様に格下が相手ならば断然違ってくるが、ここは格上がいる。

Northern Dancerをこれほど濃く引いてなお好走を続けたことは賞賛すべきだ。だがどれほど上手く乗っても勝ち負けまでには至らない。せめて馬場が渋ってほしいところ。

デアレガーロ

秀逸な配合で、Seattle Slewを使い切った千四馬。東京千六でも競馬のしようはあるし、池添とも手が合うタイプだろう。

ただベストパフォを願うならば平坦であるべきか。阪神CスワンSあたりの千四で厚く買うのが良さそうであり、なんだったらマイルCSで内枠を引いた時。スプリンターズSでも人気に一泡吹かせるくらいは出来そう。将来が楽しみな馬である。

もう少しズブさが見られた方が表現として収まりがいい。夏のスプリント路線でも面白い一頭だろう。「夏の牝馬」の典型例か。

ワキタエンカ

配合がもう中距離馬で、それもハイクラスなディープインパクト牝馬だ。

気性の関係で短い距離を使っているに過ぎず、本来は2000mクラスの馬だろう。次走はマーメイドSにでも行くのかと思っていた。

差すなら面白いが前で受けるは微妙かと。千六では一息つかないことには終いがもたないし、かといって、それではごくごく一般的なヴィクトリアマイルのペースに過ぎない。

先約であるとは思うが、池添がこちらを選ばなかったのは自然なことかもしれない。調教師も挑戦気分であろうし、言っちゃなんだが、ここで手の内を明かすつもりはなかったかと。

どうせなら短期放牧に出して宝塚記念へ進んで欲しかった。ヴィルシーナと同じくらい走れば2着3着はあっただろうし、ドハマリすれば勝ちも転がってきたかも。

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