砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

秋華賞回顧

アーモンドアイがトリプルクラウンを達成。

ディープインパクトみたいな差し方をしていたのが印象的で、秋華賞であれだけ外に飛ばされた馬がストライドで差し切るパターンは過去にない。前例のない素晴らしい表現と言えよう。

三嶋の夢

ミッキーチャームはこの速さで逃げ確定しちゃう馬なのか。その上で一気のギアダウンもこなすわけか。これは誤算も誤算も誤算も、誤算・・・。

ちょっとジェンティルドンナっぽい配合でもあって、けれどHyperion血脈がうるさいし内ラチ頼らなきゃ二束三文の母系だし・・・これが秋華賞を逃げてもどうなんだろうと。

AbernantというのはMumtaz Mahalの「Hyperio×Rustom Pasha」なので前受けスピードには優れている。Nasrullahの速さを活かすなら非Nasrullahがなきゃならないわけだが、父ディープインパクトが非Nasrullah血脈。

すごく香港の匂いがする配合。でも2000mをこなすにはハイハットやHis Majestyが邪魔くさいし、Dansiliの影響が強い千八ベスト馬なのかなぁと。逃げるならちょっと秋華賞は厳しいのかなぁと。

ディープ牝馬の逃げってのはよくわからんね。カワキタエンカといい。

本命の行方

サトノガーネットは後方から一気に脚を伸ばして10着。しゃーない。

浜中俊騎手の復活を感じさせる騎乗でもあった。確かにあそこから33秒3の脚を繰り出したらアーモンドアイを半馬身捉えていたろう。この1秒分の成長分がね、なかったよね。(だからこその15番人気)

小回りを得意とするディープ産駒を内に突っ込ませて、あとはどれだけ伸びるかどうか。そんなギャンブルを否定することはできないし、実際にアーモンドアイは大外オブ大外を回っていたわけでね。大穴馬を突っ込ませるならば内に進路を求めるしかない。

内へ潜るために位置を最後方とするのも一つの選択だし、あそこから33秒3の末脚を期待することは・・・素質抜きにしたらね、変な話ではないと思う。

32秒台の脚を要求するような追い込みはマズいけれど、今回のレースで33秒3というのは全く無理なことではない。実際にアーモンドアイが理想的な差し方をしたら簡単に33秒3は出る。

素質抜きにしたら、というよりも「サトノガーネットにアーモンドアイと同じことを期待してもいいんだ」という考え方。

とりあえず回ってきただけなんだけれども。万が一の勝利から離れなかったことを評価したい。

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