砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

内ラチ乙女の輝かないエリ女

Danzig×Nasrullah×Princequilloが二連覇中で、モズカッチャンとクイーンズリングは「Aureoleハイハット」持ちの「Danzig×Nasrullah×Princequillo」だった。

配合の理屈をすっ飛ばして言えば「Aureoleで馬群が苦手だけれど、Danzigもあるからビュッと抜け出せるよ」という組み合わせ。この2頭はともにインを進んで差し込んでいる。

モズカッチャンは今年の本命として出てくるが、ここは大外枠が濃厚。仮に内枠から進んでも進路は以前ほど簡単に開かない。どちらでも難しいところ。

リスグラシューは実に面白い配合で、前走では+12kg。ハーツクライが本格化したぞ、逃げろ!という具合であるけれど。本格化するほどにハーツクライ産駒は京都で買いづらくなる(笑)

となると「下り一門」のマンハッタンフィズ一家から出てきたレッドジェノヴァで足りるのかもしれない。

サトルチェンジてのもよく分からない血統で、しばしばPrince Johnをオンとした平坦馬を出す。クイーンズリングシングウィズジョイで決まった年があるように、マンハッタンカフェの平坦適性も馬鹿にならない。

Prince Johnが「Princequillo×Count Fleet」で、ホワイトマズルも母系は「Princequillo×Count Fleet」。自身はGold Meridian≒Fair of the Furze3×3で、Bold Rulerの機動力も豊富。

ただホワイトマズルというのも意味なくHyperion×Donatelloを集合させた血統で、京都大賞典からの距離短縮がプラスに働くかどうかは微妙。もちろん父ボリクリなので距離が短いに越したことはないのだが。(エピファネイア除く)

アタマから人気筋に逆らうならばフロンテアクイーンだろう。メイショウサムソンの配合について考えさせられる週末だ。

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