京都2200mは意外と差しが決まらない条件で、これは2000m以上の非根幹距離に通じる傾向です。
総じて末脚や展開の勝負となりません。道中にかかる負荷を乗り越えて、一等先に抜け出したもの勝ち。「ねじ伏せる条件」です。
面白いのは「競り落とす条件」でないところで、逃げのデスペラードでさえ競り落とすことは適いませんでした。絶対にどこかしらで競り合いが起こり、それを制さねばなりません。
敢然として逃げ切れる条件ではないということです。逃げ馬の鞍上にこそ我慢が必要とされます。
予想印
◎ステイフーリッシュ
◯マカヒキ
△タイムフライヤー
予想本文
切り口はノーブルマーズの評価。母アイアンドユーはRoberto×PrincequilloでKris S.と同じ。一概には言えませんが、この組み合わせは抜き去ることに重視した表現が主です。
Kris S.ならば速い脚がありますが本馬にはそれがありません。ジワジワと加速してトップスピードへ乗せ、そのタイミングで前が垂れるのがベストパターンでしょう。下りを得意とするわけではありませんから、京都外回り戦での前受けはやや厳しく。
ノーブルマーズが馬券に絡まないならば外の人気3頭に太刀打ち出来る馬はいないと見るべき。ダンビュライト松若を軽く見るつもりはありませんが、この舞台で母父サンデーは軽く動きすぎます。
一番手評価はステイフーリッシュ。ベスト条件ではありませんがチャレンジカップと中山金杯の踏ん張りは評価されるべき。相手関係の易いレースとなりましたので、ここは青田買いでも。本格化傾向の鞍上が得意とする条件ですし。
マカヒキは不安要素ゼロで必勝態勢。ただ2200mでは脚を溜めるタイミングがありません。やや勝負から外れた位置から弾けることとなりそう。
タイムフライヤーは本格化まであと一歩。京都はベストコースでも2400mの方が競馬はしやすいはず。
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