血統としての正義を求めると、それは唯一無二のものになってしまいます。今の私はビッグアーサーばかりに本命を打つ脳みそを持つ、愚かな私です。
予想というのは要素をかき集めて天秤にかける楽しさが醍醐味。要素の収集において完璧はなく、誰もがそれを承知に秤へ要素を乗せていきます。限られた武器に、魂を乗せて争いへ加わっていきます。
最強の剣に夢を想うばかりで、乗せる魂を持たない、愚かな私です。
・・・こんな下卑た態度でいられるのも今の今までが限度。明日は特たる勉強もせずに望む期末試験が予定されています。G1レースはいつもこの様にして印を打っていますなぁ。
この瞬間の私が、いつになく冴え渡った、賢明な人間であることを。
予想印
◎モズスーパーフレア
◯レッツゴードンキ
△ナックビーナス
予想文
結果は牝馬馬券。
「力みの見えない真のスプリンター」ということは、つまり、Tom Fool的でありBold Ruler的であり、Pompey=Laughing Queenとして正しくあること。その域に彼女があるかは分かりませんが、当座はそれを信じることに一つの正しさを帯びるのではないかと。
芝とダートに力関係があるわけではありませんが、「速いBold Ruler」の輩出に関しては芝が担当されます。日本のターフにそれは託されているとも言えるでしょう。世界一速いBold Rulerはロードカナロアです。
速いRoyal Chargerは世界各国様々ありますし、香港競馬に日本競馬が太刀打ち出来る分野とも思いません。強いBold Rulerにおいて、北米競馬を上回る国があるわけでも。
ただただ速いBold Ruler。快速の芝世界における1200mを駆け抜ける力。これは日本競馬が一番でしょう。2400mのワールドレコードはその証左、内国産種牡馬の娘が世界一速い中距離馬となったのです。
日本適応のSecretariatにはそれほどのエネルギーが秘められています。ワールドレコードを前提として昨年のジャパンカップを予想したならば、だーれもハーツクライ産駒に本命なんて打ちませんよ。三冠馬が相手でも、なんでも、絶対にロードカナロア産駒の快速中距離馬にしか本命は打ちません。
「4分の1Secretariat=Syrian Sea3×4」ですもの。今もなお破られないダート2400mのワールドレコードを保持する名馬の血、それを増幅し、正しく伝える、ロードカナロアの輩出した名牝にワールドレコード戦で抗う理由は、あまりにも乏しい。
日本競馬にある役目により、Secretariatはスプリント戦で強くあるべきです。
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