今の東京馬場に思うことは以下の二つ。
- 内有利でも外差しの届かせ方がある
- 道中は内べったり
内に張り付かねばならない以上は出足の要求は大きく、序盤のラップはかなり速めとなりましょう。それだけに3角以降でややペースの落ちることが多くあります。
面白いのは後方の馬がこの区間で詰め寄らないことです。4角区間でも内に張り付く必要があるのでしょう。3角過ぎに脚を使うと4角で外へ振られます。直線でも馬群の広がりは弱め、大外は論外です。
3Fでびっちりと脚を使う展開ですから、物理的に届き得るかどうかの勝負となります。これは一から十までサンデーサイレンス×Lyphardの世界と言えるでしょう。
平たくいえば「ハイペースの3F瞬発」です。
◎ラッキーライラック
◯カンタービレ
△プリモシーン
こういった展開で一番強いのがMy Bupersの一家で、積極的に前へ行く必要のあるアエロリットよりもラッキーライラックの方が展開はしやすいはず。また内ラチ沿いに伸びる馬も少ないので、控えて外目に出せる方が得でしょう。
直線での馬場バイアスがやや外目に移りつつあるはずですから、カンタービレやプリモシーンの差しに注目。馬群がバラけることがあればプリモシーンの完勝まで見えますが、諸々の不利を受ける展開の方が現実的です。
カンタービレは好配合のディープインパクト産駒で母はBuckpasserクロス。秋華賞でもあれだけ伸びたのですから、東京ならばもう一つ上があっても。
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