シュンプウサイライの血統表で悩みましたのは、以下のこと。
- Flambetteがない
- Turn-toがない
- Northern DancerをDeputy Ministerからしか引かない
- Princequilloを1本しか引かない
- Nasrullah多い
- 弄られる名繁殖がない
- ポツンとRoman
- 特たる緊張を持たない
- Tom Foolがない
- Ribotがない
「Nasrullah3×4×4です！Northern Dancer4×3です！」「よしサンデーだ！Northern Dancerだ！」の呼吸で行きづらい配合なのです。なんでこんなに異系っぽい血統で地味に地味にインブリードを重ねてしまったの・・・？
フレンチデピュティってのもかなーり異系の種牡馬でして、これの肌馬には激烈インブリードを敢行しても成果が出るものです。まず、大概の活躍馬は「4分の3Northern Dancer・4分の1サンデーサイレンス＝4分の4Almahmoud・4分の4Hyperion」となります。
オグリローマンが一番やばいやつです。Turn-to・Native Dancer・Almahmoud・Pompey＝Laughing Queen・Hyperionなどを持たない彼女が次代の「4分の1」を担うともなれば頭を抱えます。弩級の異系ですがな。
仏系の異系・・・と思えば、ピーンッと来ましたね。えぇ。私がシーザシーに関してずっと考えていたこってす。「この糞Lemon Drop Kid野郎にフレンチをごちそうしたい」。
ということでビーチパトロール。安易。
サンデー取捨
「特たる緊張を持たない」というのは困ったことですが、種牡馬の緊張を緩和することも出来ます。緊張＆緊張＆緊張で濃度の高まった北米の種牡馬を相手とするには適切でしょう。
日本一の緩和材料であるサンデーサイレンスを取り込む必要は薄く思われます。サンデーの孫種牡馬であっても、厳しそう。「サンデーサイレンス3×3」のG1勝ち種牡馬がいれば、むしろ即決でしたかね。おそらく「ノーザンテースト≒Vice Regent5×4」も得られますし。
サンデーの曾孫種牡馬が良かったのですよね。サンデーの緩和によって緊張が行き詰まった塩梅が好ましく。その上でフジキセキの血を使えたならば一層良いものですねぇ・・・。
In Reality×Deputy Miniseter大ニックス
通り一遍のフジキセキ種牡馬・・・In Reality持ち種牡馬は挙げられたでしょうね。先生のブログの読者が参加する大喜利ですから、当然のことです。「下手の考え休むに似たり」と思い、安易でもなんでも構わずにどんどん狙って行くべきニックス。まず下手な馬は出やしません。
けれども、シュンプウサイライの様に「Deputy Minister×War Relic」としている場合にはホームランは出づらい様に思えます。ロンドンタウンなどの例もありますが。（父カネヒキリが「フジキセキ×Deputy Minister」で、母はIn Reality直系。In Realityクロス。）
先生は「フレンチデピュティ産駒らしいダート向きのマイラーといえるでしょうか」とシュンプウサイライを評しています。この傾向をIn Realityの血によって更に促進するのも必要なことですが、不足した要素を補うことも大切です。
シュンプウサイライにはMr. Prospectorを持ちません。Deputy Minister×In Realityのニックスにおいて、ほとんどの馬が持つべき血統が不在のままなのです。（サウンドトゥルー＝ルールソヴァールやサクセスエナジーなどは非Mr. Prospector）
私の挙げたビーチパトロールの優位を誇る・・・気持ちは少々ありますが、一番はIn RealityとMr. Prospectorの導入を並行して行うことでしょう。なおかつ、主張の強いインブリード。
ビーチパトロールはQuiet Americanを擁するMr. Prospector3×4ですから、主張の強さは特筆もの。DamascusではなくIn Realityであったならば、どれだけ胸を張れたでしょうか。
書き切れなんだこと
Fair TrialについてはSon-in-Law血脈として細々といじっていますので、「Hyperion×Son-in-Law」の組み合わせで混ぜてしまえば十分でしょう。Specialと一緒に伝えておけばオッケーかと。
シュンプウサイライがハービンジャーと同じ段階にあると思えば、シルバーシャークにある血統をとことんイジるべきだと思います。ハービンキンカメでHis Majesty＝GraustarkやBuckpasserクロスを行うようにして、です。最も緊張にある血統ですから、最も弄られるべきでしょう。
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