砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2021年桜花賞予想

ディープ×Northern Dancer直系が勝ちまくる時代がありました。マルセリーナ~ハープスターの時代ですね。

そこからレッツゴードンキの奇襲があり、時代は大きく変わりました。レーヌミノルからの直近4年の勝ち馬は短距離馬+三冠馬です。スピードの要求がエグくなったという印象で、中距離馬の末脚が活きづらくなった印象。

 

ディープ×Northern Dancer直系というのは結局のところサンデーサイレンスで、北米+仏の切れ味です。Halo+Hyperion+Flambette+Man O' Warみたいな。

基本的には英愛の母系では勝てないレースで、マルセリーナとジェンティルドンナは英愛なんですが、あれらは英愛の皮を被った仏や北米の血統と言っても過言ではないでしょう。Mill ReefやHabitatが入って成功するのは純粋な英愛血統じゃないんですよ。(マルバイユもSinnderも英愛の牝系ではない)

基本的に靭やかでスタミナたっぷりの馬が勝たないってのは当然としても、それを背景としているのも駄目ってのが面白いところで、タピッツフライもフランスのラインから英愛の血統を細やかに引くにとどまります。(Kautokeino)

 

そんじゃ具体的にどういう血統がキーとなっているかというと、直近だとNijinsky≒トライマイベスト≒ロッタレースですよね~。Torpenhowの絡む馬がホントによく走っています。

それで馬券が決まるなら大変楽なことですね。決まるはずがないんですが・・・そういう読みで今年はチャレンジしたい。

 

◎シゲルピンクルビー

○サトノレイナス

△ソダシ

 

ムーンライトダンスの母であるStyle of LifeはThe Minstrel直仔にてStolen Dateの直孫。Stolen DateはBest in Showの母です。

ムーンライトベイは、もう、それで食ってます!という枝。半姉シゲルピンクダイヤも下りから流れ込むコースが得意です。ところがその母ムーンライトダンスってのはFlambetteパワーが持ち味で、捻り潰すような競馬をよく伝えていました。ムーンリットレイクとかですよね~。

シゲルピンクダイヤは古馬となってそちらへシフトしている傾向がありまして、秋華賞での内容からもそれは伺えていたのかもしれません。クロノジェネシスがねじ伏せる展開でしたから、そういう感じの方向性です。

なので「ダイワメジャーなのに、モーリスなのに」っていうわけじゃなくて、ここの共通項を呼び水にお互いの柔さもセットで表現できているというべきかもしれません。

モーリスから仏の切れ味をオンにしたってのはメジロマックイーンから北米のスピードをオンにした様なもので、そういう表現はやっぱり想像の一歩先を行くものでしょう。

 

ソダシとサトノレイナス、いずれが勝っても順当というべき。しかし配合からしてサトノレイナスが阪神JFの雪辱を果たすのは間違いなさそう。

枠に関係なくこの力関係は覆らないと思います。サトノレイナス本命で間違いはないと思いますが、LyphardやRobertoは奇襲に敗れるという読みは血統マニアの基本戦術。阪神外1600mでのムーンライトベイならば、それで良いのではないかと。

 

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