砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

朝日FS回顧

馬場と枠からしてドウデュースが一番競馬はしやすかろうな・・・ってのは競馬ファンの多くが予想したことかと。

予想外だったのがカジュフェイスが強気に主張して前3Fを34秒3で通過したことでしょうか。流石にこれへ絡むのは難しくて、その後の緩みを咎めるのもやっぱり難しかった。

 

クリスチャンがすんごい競馬をしたと思うんですが、~4角でペースが上がり切らずにちょっとかかり気味。前が苦しかっただけに壁がバラけることもなくて、こうなると外で悠々と展開した武豊ドウデュースが良かったですね。

ダノンスコーピオンは川田のわりになんだかぎこちないなぁ・・・なんて思ったら鞍上が松山弘平。G1のマイルを戦う好位差しとしてはまだ足りない印象ですね~。マイルというか、ワンターンの好位競馬じゃ精彩を欠きます。

結果的に流れ込めたもん勝ちでしたから、セリフォスもダノンスコーピオンも負けて強しの内容。それだけに松山とクリスチャンの差が明白となってしまった感も。

 

ただ、ダノンスコーピオンは3代母の父がRound Table3×2。これを思えば後出しくらいの方が強い馬ではあって、今回の位置取りは正しかったとも。

阪神よりも京都の方が強いようにも思えますし、たらればの意味もないのですが、京都1800mで争った方が分はあったかなぁ。東京ならセリフォスのが強いでしょうし・・・。

 

ドウデュースはダンシングブレーヴと同じファミリーで、3代母Darling Dameがダンシングブレーヴと4分の3同血。DroneとAllegedの差。

そう考えてみれば、あぁ、マンハッタンカフェ×トニービンは突進系の差し味が表現されがちだったし、ダンシングブレーヴの差しもやっぱり突進系。

これはなんちゅうか、北米系のワンペースな世界観が背景としてある差し味で、ヨーロピアンの靭やかさとはちょいと違うんですよね。これは上位3頭に共通するところで、朝日FSってのはこういった表現で戦う舞台になってきているのかもしれません。

まー・・・それを悟るのが遅すぎたかなぁと思わないでも。未だに阪神1600mの朝日FSに慣れないんですよね。だから馬券にもあんまり意欲的になれず・・・。

 

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