砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ドウデュースとソングオブウインド

決め手はドウデュースとソングオブウインド。

 

「ダストアンドダイヤモンズというのは純北米すぎてキモいなぁ」

「こんなに北米でスプリントに寄らなかった馬なんていたっけ?」

「あぁ、エルコンドルパサー」

 

エルコンドルパサーもマイラー疑惑を払拭して2400mの世代最強を示した馬で、父としてはアイルラヴァゲインを出した一方、ソングオブウインドやトウカイトリックなど長距離の活躍馬も出しました。

 

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エルコンドルパサー×ダストアンドダイヤモンズはこのようになり、Kingmambo≒Majesticallyで、サドラーズギャル≒Vindicationと言えます。

エルコンドルパサーはとんでも配合で唯一無二。それをそっと和らげたのがダストアンドダイヤモンズと言えて、緩和すりゃ最強のエルコンドルパサーに対し、ダストアンドダイヤモンズにはイジる余地があります。

ハーツクライとメモリアルサマーが4分の3同血で、サンデーサイレンス×トニービンが同じ。それとBusanda≒Strikingです。それとLady Angela≒Alibhaiや、Mahmoudなど。

 

故にドウデュース≒ソングオブウインドとは言いづらいのですが、基本骨子は同じ。

LyphardとSomethingroyal的な方向でまとめて成功しているのがドウデュースで、Special的なところの緊張と緩和で成功したのがソングオブウインド。

前者の方がディープ産駒的に早く仕上がる可能性があり、後者は父と母による緊張と緩和ですから完成は母系のトニービンに委ねられる傾向。(フアンシミンの母系が強力な英血統です)

 

普通の考え方ならば「ハーツクライでLyphardのインクロス!前受けだろ?」ということになりますが、ソングオブウインドと基本骨子を同じくするのであれば、差しでしょう。

Olmacをスタート地点としてソングオブウインドを生み出そうとしたらこうなった、みたいな配合です。

変わったところは菊花賞でなくてダービーを差せるだけで、あと成長曲線が前のめりになってて、マイルもぶっこ抜けちゃうだけです。脚質は不動です。脚質という担保がなかったら、似ているとも言えません。デビュー前にはソングオブウインドとの相似性を語ることが出来ません。それだけです。

 

ただ、Strawberry ReasonとSadler's Wellsの相似性は決して馬鹿げたものとは思いません。彼女の仔トゥルーリーズンが日本で走ってセントライト記念を3着しており、このレースで接戦を演じた上位4頭はいずれも父がSpecialの血を持っているのです。(コスモバルク・ホウキバウェーブ・モエレエルコンドル)

全く別のレースをした結果ではなく、上位4頭全てがまくりに行っています。Specialのまくり競馬にStrawberry Reasonが1頭。

 

ストロベリーロードと言えばメジロフォーナ大喜利でなかなかに勉強した血統で、モーリスとハービンジャーをアンサーとしました。晴れてモーリスが配合されてスーゼルが誕生したのですが、まぁ、残念賞。

今更ながらにこの近親を見てみたのですが、メジロナターシャ(父フレイズ)はソングオブウインドとの仔を産んでいます。またシルバーチャームとの仔であるシワクシラナミは現役の繁殖牝馬で、20年と21年の産駒はアポロソニックですね・・・

 

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