心も身体も競馬になっていないので、とりあえずの予想。
メイケイエールはスムーズに競馬をしなきゃならんので、外枠は歓迎でしょう。しかし馬場がそれに応えるかというと微妙であります。４角あたりは内馬場がちょっと悪くなっていますが、それまでは内有利です。外を回り続けるのは厳しいでしょうね。
他馬からするとメイケイエールの囲い込みが出来ません。スプリント戦でちょっかいをかけるとしたら仕掛けるタイミングをずらすくらいですから、囲うことが出来なければ大したことは出来ませんね。
これだけの人気を背負ってノーマークの外枠、スプリンターズSでは珍しいことです。例年よりも内馬場は良いかもしれません。
内馬場が良ければハイペース想定となりますが、４角の内は着実に悪くなっています。無理をしてでも得ようとする内有利の馬場ではなく、如何にして潜り込むかという馬場ですね。
ともするとスローの縦長展開がありえますが、それはミッキーアイル二騎が楽すぎる展開。囲い込みは出来なくとも外には弾きたいでしょうし、インベタにこだわる騎手は決して多くないはず。
だとすれば割りと普通の隊列が形成されそうで、もちろんそれはプロが各々の知恵を絞った上でなされることですが、特別なものにはならなさそうです。
◎ナランフレグ
○ナムラクレア
△メイケイエール
馬場的に有利なポジションを取れるのがナランフレグ。脚力に優れるのがメイケイエール。高速巡航の素晴らしさを誇るのがナムラクレア。
スムーズに馬場の有利を得られるのであればメイケイエールが一番でしょう。しかしミッキーアイルと同じ爆発的な気性が難しさで、これをスムーズに走らせるのに中京1200mという条件は良すぎた気も。
中山1200mはスムーズに走りづらい舞台で、それが出来れば誰も苦労しないというハードルの高さ。メイケイエールはスムーズに走ること自体が難しいのではないか。
ミッキーアイルの爆発的気性をStorm Catで押さえつけたのがナムラクレアで、スムーズに走りやすくはなったけれども、メイケイエールほどのえげつなさはないと。
元よりStorm Catが中山を素晴らしく踏破した歴史ってのはロードカナロアくらいしかなくて、ここを勝つならそのレベルで素晴らしいStorm Catであると言えましょう。中山勝てるなら中京も東京も阪神も勝てますよ、という。
ナランフレグはゴールドアリュールとしては破格で、薄氷の上にある経験が爆発力の源。少しでも歯車が狂えばパフォーマンスを大きく落とすでしょう。
他馬を凌ぐことが出来るタイミングでの仕掛けが絶妙で、少しでも脚色が同じになれば、あの位置からゴールドアリュールが割って出てくることはない。追い抜ける確信を馬が持てるからこそ、馬群を割りながら末脚を使えます。
この薄氷が砕けない限り、チャンピオンはチャンピオンのままです。この人気なら砕きにくる人馬はないでしょう。
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