砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2022年エリザベス女王杯予想

阪神2200mの牝馬というとマリアライトとかスイープトウショウとかがイメージとして強く、なんとなし、Mr. Prospectorっぽい、軟弱さすら感じる靭やかさでグルリと回ってくると強いんでないかなぁ、と。

 

外をフヨフヨと回ってくるイメージならばテルツェットがベストポジションで、リアルスティール産駒も何やら調子が出てきたようだし、この人気とはいえ重賞を3勝している5歳ですから、勝っても不思議はないかな。

ただこの配合でダービー卿CTとクイーンSですから、むしろ阪神Cあたりを勝っても不思議はありません。スロー想定なので距離はギリギリ保ちそうなのですが、阪神2200mはちょいと難しそう。

 

もうちょっと怠そうに走る方が良さそうで、そうなるとアカイイトの連覇も視野でしょうか。府中牝馬SやVM、大阪杯の結果で人気を落としているのであれば狙い目です。要求される適正がまるで違いますから。

それでもオッズが20倍なので、相応の評価を受けています。むしろ過大評価かもしれず、美味しい狙い目とはいえなさそうです。

配合的には見せ場がもう一度あっても不思議はありませんが、母父ボリクリがピークアウトを遅らせるという見方もいささかに不安。Miswakiの差しは一発のあるものですが、二発目が果たしてあるのかどうか。

 

◎イズジョーノキセキ

○ウインキートス

△デアリングタクト

 

デアリングタクトはお母さんになって戻らなきゃならんので、混合戦をガチガチに争うのは厳しいし、なんだったら手抜き込みでエリ女を勝てたらラッキーみたいなところが。(偏見)

走って賞金を稼ぐよりも、牝馬三冠のタイトル引っ提げて産駒で稼いだ方が安牌でしょう。種牡馬にならなきゃならない牡馬に比べると化け物のような仕上げにしづらい傾向は間違いなくあるし、ポテンシャルに対するパフォーマンスは低いと見るべきか。

ジャパンカップがベストの馬だと思っておりますので、エリ女から有馬のお茶濁し感は否めません。別にエリ女を勝っても産駒の値段に対して差は出ないし・・・。それなら有馬を3着して実力を示した方が旨味ありそう。

それなら付け入ることも可能で、まぁ、お母さんにならなきゃならない馬しかいないのがエリ女ですが、それならイズジョーノキセキかなぁと。

デアリングタクトと同じエピカメ配合で、ベストは1800mでしょう。しかしサンデーのインブリードが入らない分だけ素直なHaloで、比較的速く流れた府中牝馬Sを差し込んだのは納得。上がりは速いのですが、反応で勝ち取ったものではありません。

ボストンハーバーの前受けを上位と見るならば、この類のヌルヌル差しの台頭を目するのは当然。この妄想が現実となったとき、デアリングタクトがどれだけ走ってくるか、ですね。

不利もなしに外をスラーっと回ってきたら終わりです。ドスローならギリギリ差しきれないはず・・・。

 

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