砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

ステイゴールド×キングカメハメハ雑感

 

東京大賞典でオルフェーヴル×キングカメハメハのウシュバテソーロが勝利し、ホープフルSではドゥラメンテ×オルフェーヴルのドゥラエレーデが勝利しました。母父オルフェーヴル時代の到来が突然すぎるのですが、彼の引退から9年も経っています。まぁ、そんなもんか・・・?

長打率の高さはBMSのポジションでも健在なのか・・・とホープフルSで血統マニアの背中をぞわつかせたオルフェーヴル。オリエンタルアートは名繁殖と言えなくとも、オルフェーヴル=ドリームジャーニーを輩出しています。母系は決して貧弱ではなく、肌に回っても数字を落としはしなさそう。

Cherokee Roseは十分に活力ある牝系と言えますが、肌に回って美味しい種牡馬を出すイメージもなく。IntentやBold Commander、Majestic Light、Irish Castle、Storm Cat、ロイヤルアカデミーなど、母系に回ってもいいんですが、父系を紡ぐ強さが目立つ傾向はあるかと思います。

まぁ、Bold Rulerに絡めば大体はそうなるという話でもあります。Cherokee Rose特有のものかとか、そういう話は専門外ですねぇ。(国外のデータはTARGETが使えない)

 

余談はさておくとして、こんだけステカメが走ると「なんかこう、もっと、あるんだろう!」と思うのが血統マニアのサガ。4時間くらい掘ってみましたが、Twitterの文章以上の結果は出ませんでした。

例えばオルフェーヴル×Vaguely Nobleのニックスが話題となった時期もありました。Vaguely Nobleは2代母父がBig Gameなわけですね。キンカメもAhonooraもネヴァービートも、まぁ、その他もろもろ、Big Game持ちです。

ステイゴールド×Prince Bioにつきましては、メジロマックイーンがPrince Bio持ちです。レインボーラインも4代母父がPrince Tajで、この父がPrince Bioです。

G1を勝ったステイゴールド産駒でBig GameもPrince Bioも持たないというケースはウインブライトとレッドリヴェールとマイネルネオスだけです。それでもMyrobella≒Cinderellaをウインブライトとマイネルネオスは持ちます。ガチの仲間外れはレッドリヴェールだけです。

 

ここで面白いのはガーサントとの絡みがない点で、ステイゴールド×ガーサントはオープンすら出せていません。ステゴ直仔種牡馬も同様です。

キンカメの稼ぎっぷりとは正反対であり、ノーザンがキンカメにどれほど注力してきたかが分かります。

ガーサントから調べるのも面白そうで、この観点からするとオグリキャップが興味深くなりますねぇ。

 

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