土曜日であるから本腰入れましょ。
ところで。
WP8でね。AJCCで。
ケイアイエレガントみたいな逃げ馬がいるんです。所有馬に。
スタートは良いわけじゃなくていっつも番手から4角まくりで勝ち負けする馬さ。
2番に入って3番手。4角で一気にまくって先頭に。
「あ、これ勝ったわ。3馬身のリードはセーフティだろ」
と思ったら大外からステイゴールドです。
「京都ならともかく1月下旬の中山2200mを直線だけで差しきるとかありえねぇだろ」
「パワー皆無のステゴが・・・!」
ステイゴールドというのはパワーがないために善戦マンだったわけです。
登坂で止まっちゃうらしくて。
だから平坦コースや東京京都で1着をなんとかもぎ取る、みたいな感じ。
それが中山で直線一気したのだから納得出来ない。
ちなみにステゴ産駒にはパワー豊富な馬がゴロゴロ。
モチジュン先生が言うにはヒズマジェスティだかでノーザンテーストをいじって、
ノーザンテースト的に小柄でマッチョな馬を作り出す、というロジックらしい。
だからオルフェーブルやゴールドシップのイメージでステイゴールドをイメージすると間違うんだと。
条件戦なんかでくすぶるステゴ産駒はパワーがないことが多くて。
イメージとしてはフェノーメノに近くなり、スピードだけで平坦コースを好走す。
と言ってもフェノーメノも日経賞勝ちがあるしパワーがないわけじゃないんだよねぇ。
春天もウイバリが台頭する程度にはパワーが必要な舞台であるから。
そう考えたらフェノーメノが秋天に出てきたら怪しいんだよね。良馬場なら。
一昨年の秋天は完璧な良馬場ではなかった。レコード級の馬場ならワールドエースあたりを狙いたい。
・・・クイーンステークスね。
1800mは外から被せてくるけど抵抗の仕様はある。最内ならなおさら。
普通なら最内の有利で逃げることが出来るんだが・・・。
フィロパトールが逃げるなら良枠なんだよね。
というよりも今までどおりの単独番手が獲得出来ないレースだから逃げるしかないはず。
しかし押し切りを狙えるほど強い馬じゃないからできれば控えたい。
少なくとも石橋脩は控えてからまくる競馬で小回りを好走させて来たしね。
今回も逃げ馬は貧乏くじになりかねないが・・・
好位っぽく馬群に埋められない馬だからここはちょいと逃げにまわると思う。
過去にも外から被せられる形になったら先頭に立ったしね。
フィロパトールが行ったらケイアイエレガントの逃げは怪しくなる。
ところがフィロパって外には敏感だけど内は特に警戒する様子がないのよねぇ。
エレガントは「まくる形にならないなら逃げてしまいたい」
フィロパは「外から被せられなければ番手でも構わない」
だからこの2頭では内にエレガント、外にフィロパで折り合いはつく。
これに外の馬を加えるとどうなるか、ってのが本題。
マコトブリジャール、コスモバルバラ、オツウが被せにくるでしょ。
フィロパは自分の外に来られるくらいなら逃げを打ちたいから抵抗する。
ケイアイエレガントも前付けされたくはない。抵抗する。
これにまた加える奴らがいる。キャトルフィーユ、アイスフォーリス、サンシャイン。
2番3番4番。これらは別に前々にこだわる気はないのだろうが隙あらばグイッと。
良枠からの先行が出来るのだからとりあえず様子見に突っ込んでいくのは当然。
そうなると困るのがケイアイエレガント。出の良い馬じゃないから。
もちろんキャトルらもそこまでポンと出るわけじゃないけども。
だから1番~4番は横一線になるだろう。
フィロパは出が良く、外から被せられたくはない。
けれど内に3頭も入れて1角に侵入したくはない。
それなら思い切り良く4頭を交わしてしまうんじゃないかね。
でもマコト、バルバラ、オツウが被せに来る。
・・・積んでるな。
⑬⑪ ⑦ ①② ~
⑭ ③④~
って形になるのが理想。
しかし外枠3頭が大逃げでもかまさない限りそれは期待できない。
外枠3頭と一緒に前へ雪崩れ込むのも良いが・・・
⑦⑬⑪①② ~
⑭ ③④~
こうなると4角まくりの的になってしまう。いい形じゃない。
そもそもケイアイエレガントが抵抗してくるから。
⑦①②
⑪⑬ ③④
⑭
となることも予想される。
これもまたまくりの的に。
ケイアイエレガントにとってはコレがベターかな。
4角で上手にさばけばマクリにいけるかも。
フィロパトールが逃げて、フィロパトールが気持ちよく行って、
それに追随して行けばマクリの可能性がちょいと見えてくるんだよねぇ。
フィロパトールの洋芝適性はかなり上位だからなかなかダレないと思う。
ただ外に被されたりして不利を受けたらオツウがやはり抜けてくるのでは。
そうなればケイアイエレガントの勝ち目はなくなる。
一呼吸遅れて追い出してきたキャトルフィーユが抜け出してくるが届かないだろう。
外から懸命に追い続けるサンシャインとアイスフォーリス。
仮にアロマティコが馬群をさばいてど真ん中から抜けてくるのであればオツウと同時に入線か?
こいつの妙味は小回りでも機動力たっぷりに馬群を捌きながら差せるところだから
外から勢いをつけて差すような真似をされてはいつもの掲示板止まりに終わってしまう。
やはりインを突いてこそ?
今の札幌馬場は微妙にまだ「瞬発力」ってのが活かせてしまう。
スマートレイアーやディアデラマドレの弾ける余地ってのがまだあるんです。
小回り適性を言えば
よくよく考えたらこれに洋芝適性が入ってしまうわけでして。
と差し馬達は簡単に格付けが出来てしまった。
ならば差し馬たちからはアロマティコしか買えない。他は先行馬でいいっ!
ミッドサマーフェアはそういやタニノギムレット産駒でありまして、
こいつはロベルト的に小回りがいける種牡馬なのであります。
それの後継に当たるのはやっぱりアロマティコであるし、
アロマティコはなんだかんだで良枠なのでやりようなんていくらでもある。
ミッドサマーフェア的にちょいちょいっと外からまくり上げて
直線向いたらよっこらしょ、とオツウより1秒くらい速い上がりでサッと交わすことも。
中団競馬も一つの選択肢ではあります。
・
・
・
33秒台の上がりが使えるような馬場ならばディアデラマドレも良い。
でもクイーンステークスは先行策から34秒台半ば、というレースであるし・・・。
うーん。
[fin]