砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2018-01-01から1年間の記事一覧

2018年の終わりに

年末になると友人たちが帰省。旧交を温めるというか、まぁまぁたくさん話します。 あ、この記事以降は全部「ですます」で通します。Twitterやコメントと言葉が違うのは勝手がどうも悪く。 私はもう話すのが大好きで、とりとめないことを延々と話すことが出来…

ホープフルS予想

開催が進んだことにより馬場が荒れている。雨の中でぶん回しを繰り返したせいか、日曜のヴィクトリーロードに陰りが見える。好位からの外行きが優勢。 であれば早めに動き出せるブレイキングドーンが優勢であるが、スロー想定であれば割る必要が出てくるかも…

セルフ悩み解決 有馬記念予想

初めての有馬記念は13年、衝撃のオルフェーヴルだった。 当時の血統知識は「NijinskyにFlambetteあるじゃん!」くらいなもの。あれから5年、積み重ねた知識量はそこそこのもんだと自負している。 それをもうそろそろ処理しなくてはならない時期が来ている…

朝日杯FS予想

特たる前置きはなく、印をば。 ◎マイネルサーパス ◯グランアレグリア △ディープダイバー マイネルサーパスは本当に荒削りすぎる馬で、ちょっとこれを2歳で買うのには勇気が要りすぎる。展望記事とは真逆の馬だ。けれど久しぶりに配合を心から褒め称えたいラ…

朝日杯FS展望

阪神1600mで争われる2歳牡馬の王者を決める一戦だが、ホープフルSがG1へ昇格した今となってはやや存在が薄くなっている。 中山時代はトリッキーなレイアウト故にスペシャリストが台頭していた。阪神外1600mとなったことでクラシックへの直結が見込まれたが、…

消された少女たち 阪神JF予想

シェーングランツ 「4分の1サンデー・4分の1Monsun」が嫌い。ソウルスターリング最高。Relicの切れなので東京の方が差しやすい。ウオッカ級ならば余裕だろう。 ダノンファンタジー Swapsのパワーが試される余地があるかどうか。京都1400mって登ってなんぼだ…

阪神JF予想

古馬重賞中京2000mというのは大変にそそられるが、来年の3歳もやっぱり大事。 桜花賞と同じ舞台で争われる2歳G1。半年も間が置かれないので繋がりは強く、連勝はアパパネやブエナビスタまで遡るものの、勝ち馬の好走は目立つ。 早熟なスピードの完成も大事で…

ボリクリ神話~8分の1サンデーが4分の1サンデーへ対抗するために

シンボリクリスエスは競走馬としては別格の存在だったろうが、種牡馬としてはA級に足りない風であった。実際に社台スタリオンの所属ではない。 ところが晩年にある現在にルヴァンスレーヴという最強ダート馬を輩出した。芝と砂で違いはあるけれど、モーリス…

厄払いのチャンピオンズC予想

3連単オンリー500円馬券マン貫一はジャパンカップを△-◎-◯で逃し、チャレンジカップを◯-◎-△で逃した。 貫一は悲しんでいる。「選ぶ馬に間違いはないのに、素質を読み違えてしまう。」「◎が2着になる予想など意味がない。」などと偉そうに泣いている。実際…

チャレンジC予想

昨年から外1800mから内2000mへコースが変わったチャレンジカップ。Fair Trialでまくって、Buckpasserでもう一伸びするレースとなった。 今年はG1勝ち負け級の猛者が3頭ほどあり、エアウィンザー・ダンビュライト・レイエンダは折り紙付きの実力馬。社台系の…

ロードカナロア・ザ・ワールド

配合を考える上で重要であることはたくさんあるけれど、最近はドリンクで考えている。 夏にはいつも三ツ矢サイダーを飲む。グラスだとすぐに冷めてしまうから氷を多めに入れる。けれどそれはサーモスなんかの真空断熱で解決されることで、たくさんの氷は必要…

京都2歳S予想

なぜマイルCSの内差しが決まるのか、ということをステルヴィオと併せて考えていた。その目星がついたので、京都2歳Sで実験をしてみようと思う。 京都の馬場状態 見つけた要素は以下の様なもの 1,バックストレッチと1角2角は内を空けている 2,内外の3角4…

ジャパンカップ予想

ロードカナロアを掘り下げている最中であるから大変に難しい予想となる。 最強短距離馬が初年度から送り出した牝馬三冠勝ち馬・・・アーモンドアイ。血統的な解明が及ぶのはずっと先の話であるから、ここで説得力のある血統予想は出来ない。 ただ、俺は説得…

Pretty Pollyに毒された僕たち私たちの血統論 マイルCS回顧

インを差した二頭で決着したが、外の流れ込みの方が優位の流れではあった。 それらが伸びなかった以上は時計の読み違いとしか言いようがない。例年通りならば流れ込む勢いのままに1分32秒前半の決着だったろう。ラップのままに一呼吸おいてロスなく立ち回っ…

C&Aの公式販売が復活したぞ!

2018年11月12日に「CHAGE and ASKA Official Web Shop」がオープン。なんてことだ1週間近くも知らなかったぜ。 これによって・・・なんと・・・ライブのBlu-rayが販売される!長かった・・・冗談抜きで長かった。 DVDはそこそこの値段で中古が流通していたが…

非Blue Larkspurの素晴らしきを問う マイルCS予想

オルフェーヴルやゴールドシップといった素晴らしきステイゴールド産駒があって、数えられないほどのディープ綺羅星たちもあった。 まこと短い競馬歴は「非Blue Larkspur」に彩られていると言っても過言ではなくて、その集大成がキタサンブラックという晩成…

マイルCS展望

ここ数年の勝ち馬は「4分の1非Blue Larkspur」を構成した配合であることに注目したい。 それは同時にサンデーサイレンス持ち馬の歴史でもあり、13年からは「Lyphard持ち血統による『4分の1非Blue Larkspur』」と更に情報の幅が狭まる。ウインドインハーヘア…

エリ女出走馬を簡単に

グランツーリスモスポーツに今更ながらハマっていて、ハンドルコントローラーを買おうか悩む。 そして車のサビも落としてパテ埋めしようかと思う。そして来月から研修が始まる。 あとbot以外のtwitterアカも作ったりした。まだつぶやいてはいないけれど。 ア…

エリ女につながるちょっとしたメルボルンC事情

メルボルンカップ出走馬の血統表はサラッと見るだけだったが、Miswaki・Kingmambo(Pasadoble)・Alleged・Riverman・Mill Reefの多いこと。 フレミントン3200mに出走してこようなんて馬は大抵がNative Dancer×Hyperion×Pretty Polly増幅の中長距離馬で、Gal…

内ラチ乙女の輝かないエリ女

Danzig×Nasrullah×Princequilloが二連覇中で、モズカッチャンとクイーンズリングは「Aureole≒ハイハット」持ちの「Danzig×Nasrullah×Princequillo」だった。 配合の理屈をすっ飛ばして言えば「Aureoleで馬群が苦手だけれど、Danzigもあるからビュッと抜け出…

名手の陰にスロー 11/3・11/4回顧

今年のAR共は怒涛のG1三連発の影にあり、「一流ダートに乗られない騎手」の競演となった。 ルメールなし、ミルコなし、武豊なし、岩田なし、藤岡兄貴なし、横ノリなし、戸崎なし、池添なし、大野なし、福永なし、和田竜なし、ウチパクなし、フルキチなし、幸…

AR共予想

La Troienneの観点から色々と考えていたが、ふと我に返った。 La Troienneとしての正しさを求められるということは、Native Dancerとしての正しさを求められているのだ。Native Dancerとしての正しさとは、Hyperionとしての正しさだ。 それはさておき、Nativ…

僕らのカンパニー、変な血でいい馬を出す

ウインテンダネスは母父がマジックマイルズというヘンテコ異系のMr. Prospector直仔種牡馬で、イメージ通りの「ダート短距離」。 ただBMSに立っては芝優勢の戦績で、ウインテンダネスの前にいた代表産駒がフェスティヴタロー。覚えているよ。15年のエプソム…

フェイムゲームあれこれ

「ゴールドアクターとフェイムゲームの共通項とは」 「とは」と言い切れるのだが、説明するのはとっても難しい。直感的にそれはあると思っているだけだし・・・。 父母間Hail to Reasonクロスのフェイムゲームと、父Hail to Reason4×4・母非Hail to Reasonの…

AR共展望

たまにZARDとか聞きたくなるときがある。 ロマサガ3ファンとして「この愛に泳ぎ着かれても」は欠かせない。 問題は、ロマサガ3をカタリナ主人公で始めたくなること。 最強のBusandaは何処に これまた逆説的というか、いろいろわからなくなるところだが、と…

秋天回顧

逃げ馬不在でスロー想定というものが初手から崩れていた。 ダンビュライトが除外になったのが悲しいところ。まさかの12頭立てに。散々走り回ったあとに捕まえられたが、そのときにピタッと写真撮影でもするのかってくらいにポーズが決まっている。 しかし・…

あらぬ他人を褒め貶す旅

印を打って、馬券も買った。 苦肉の策という印。G1でこんなに不承不承の予想をしたのは初めてだ。いつだってあらぬ夢を見て胸をバクバクとさせながら印を打ってきた俺である。(運動不足のためもある) 何に本命を打とうとも知らない俺が語りかけてくる。別…

秋天予想

◎ヴィブロス ◯サングレーザー △スワーヴリチャード [fin]

ハイペリオン・マン~土曜日回顧

コルム・オドノヒューは意外というのも失礼だが、意外と普通に勝たせている。意外。 上手いというか徹底する騎手らしい。悪形の外追走は避けて、内でしっかりと溜めを図る。内に張り付くわけではなくて、前の捉えるべき馬に対する内追走だ。 「前さえ交わせ…

学び

絶対馬を疑う、というのが競馬の醍醐味だと思う。 「お前、本当に強いのか?」「実は違うんでないの?」「強いとは認めるけど、本当にソレは絶対なわけ?」「今回は裏切るパターンでないの?」「ちょっと展開きつかったりしない?」とたくさん血統表に尋ねる…