砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪杯出走馬

アクションスター 母レディオブヴェニスがNashua≒Nantallahの強い父を持つので瞬間の脚に優れている。大阪杯の場合はその先でどれだけ粘れるかが重要であるからタキオン✕Roberto系✕Mr. Prospector系✕Lyphard✕ヴェンチアの本馬は少し底が見えすぎる。 ドスロ…

音無調教師 アンビシャス論

父ミラクルアドマイヤのカンパニー、母グレースアドマイヤのリンカーン&ヴィクトリー兄弟らを見ての通りにバレークイーンと馴染みの深い調教師だ。 アイルランド血統のトニービン持ちや欧州で一大勢力を誇るサドラーズウェルズ持ちと好相性。現役時代もスタ…

大阪杯展望

前走にハナを切ったのは有馬記念のキタサンブラックだけで、これの鞍上はテン乗りの武豊。 昨年の3歳牡馬には恵まれなかった武豊だからキタサンブラックへの知識は皆無に等しい。過去にキタサンブラックが出走したレースにおいてこの名手が騎乗していたは3度…

大阪杯雑感

大阪杯のG1格上げ論と図ったかの様な豪華メンバー。皐月賞馬に菊花賞馬、秋華賞&ジャパンカップ勝ち馬、オークス馬、宝塚&秋天勝ち馬、そしてG1を勝つだろうと競馬ファンが楽しみにする馬もいる。確かにこの規模を維持できるのであればG1の格上げは至極当…

高松宮記念回顧

エイシンブルズアイはダッシュがつかずに、その上アースソニックに寄られて進路を失った。 最も鋭くゲートを出たのはハクサンムーンだったが、この馬を強く意識した中田裕二のローレルベローチェが1F目で全てを捨てるが如き大暴走。ミッキーアイルも制してハ…

高松宮記念予想part2

ミッキーアイルは松山だから今回も出してくるし、ハナを競うなら前2Fは激速の流れだろう。問題となるのは前3F目の流れで、中京スプリントなら引き続けて流れ込んでなんぼだが松山ミッキーアイルなら抑え気味に11秒台を刻んできそう。 中井裕二と酒井学のオー…

高松宮記念予想part1

モチジュン先生のコメントを拾って見ると「中京は速い芝だけどパワータイプが来てる」ということらしい。 勝ち馬を見るとその通りにパワータイプが多くて、ミスプロバックパサークロスなんかが好走。100万下の岡崎特別を勝ったシゲルチャグチャグもハーツク…

超急いで日経賞予想

マイネルコスモの柴田大知が逃げ濃厚だが、これを制して幸四郎の△ディサイファが行くだろう。幸四郎のスローならかなりガチンコスローで後ろの馬にはノーチャンス。機動力と瞬発力の曖昧なところで鋭く動けるのは◎サウンズオブアースに他ならない。 ◯マリア…

高松宮記念出走馬 7番~12番

4枠7番サトノルパン Alzao≒ダンシングブレーヴ2*3の「Lyphardな化物配合」。HaloへのニアリーをSir Ivor、Drone、デプスと立て続けに重ねてしまうこの配合はとにかくスピードに優れている。父親より母親ないし母父に近い素質を持っていて、Fair Trialの回転…

高松宮記念出走馬 3番~6番

2枠3番サクラゴスペル サクラプレジデントの代表産駒。「父サンデー✕マルゼンスキー」✕Seattle Slew✕Gold Deggerはリーチザクラウンと同じ。母父がCure the Bluesなのはエーシンフォワードと同じでDr. Fagerのパワーが光る配合。 ボルキロの靭やかさと米血の…

信長の野望・創造 立志伝をプレイ中

武将プレイの場合は家臣としてあれやこれやと働き回る。 まず領地を与えられる。これを治めて自らの出世の種とすることになるので、政略のステータスが低いキャラだとここでつまづく。だが政略が高くても統率や武力が低いと戦場では簡単にやられてしまうので…

高松宮記念出走馬 ブラヴィッシモとウキヨノカゼ

1枠1番ブラヴィッシモ 昨年の夏に幾多の名馬を覚醒させたモレイラが騎乗を担当した1頭。父Fastnet Rockはデインヒル系のスプリンターで豪州でも人気のある種牡馬だ。母はアイルランド産のSadler's Wells✕Darshaanだからスタミナ豊富な配合だからマイラーに振…

エイシンブルズアイ

血統ファンにはたまらない配合馬がエイシンブルズアイで、オーシャンSを勝ってからこの馬の血統表を眺める習慣が出来るくらい。 Secretariatは米三冠における菊花賞・・・いや菊花賞よりよっぽど過酷かもしれないベルモントSのレコードホルダーで、名繁殖Som…

シュヴァルグランから学ぶこと Haloの年 その3

HaloクロスとHyperion的成長力との両立は無理筋だよ、ということをその1と2で書いた。 その例外というのはMachiavellianとGrolious Songを経由したパターンで、サトノダイヤモンドの母父Orpenがその血を両立した血統。この母父Devil's BagがGrolious Song…

Haloの年 その2

歴史が動き出した09年、ディープのHaloクロスが動き出したのがヴィルシーナの12年、そして13年生産の現3歳馬たちがクラシック戦線のハナを切っている現在。でもマカヒキもサトノダイヤモンドも早生まれだから(13年1月生まれ)ヴィルシーナが結果を出す前に…

Haloの年

今年の3歳馬にはHaloクロスの俊英、才媛が例年より多い。 ウリウリの全弟であるマカヒキ。(Halo4✕5) 里見オーナーの高額馬サトノダイヤモンド。(Halo3✕4*5) シンハリーズ一家のシンハライト(Halo3✕4) ファインチョイスの妹キャンディバローズ(Halo3✕4…

ファルコンS展望 その2

中京1400mのレイアウトについては前回書いた。全ての登り下りは緩やかで、前2F登って頂きに至りそれから3Fほど下る。そしてまた登る。これに挑むのが若き短距離馬たちである。 思う。どう考えても若さはデメリットでしかないと。 若いから競馬を理解していな…

ファルコンS展望

直線で最も激しく登るのが中山、最も長い区間を使って登るのが東京、天国と地獄を深く味わうことになるのが阪神、予め登り下りをこなすのが京都、では中京はなんであろうか。 中京で最も重要なのは下り区間の長さ。2mほどの高さを3Fほどの距離を使ってゆるや…

中山牝馬Sと中日新聞杯を回顧

「中京2000mはトニービンが良いから一番前にいる川田のノブレスがよい」 「ドスローロンスパなら番手の吉田豊で」 具体的に印を打ったわけでも馬券を買ったわけでもないから誇ることは出来ないが、とりあえずピントの合った予想だったのではないかと。結果的…

中山牝馬S展望(&回顧)

中山1800mならディープ産駒を狙いたい。リーサルウェポンはいい具合に人気を落としているし1800m型の差し馬だから距離は適当だろう。ただ外回りの方がいいことは確かだし陣営は外差しの注文を付けたがるから微妙なところ。阪神牝馬Sの方が狙いは立ったかも。…

中日新聞杯展望(&回顧)

中京2000mは好位からズボッと抜けて勝てるレースだがマーティンボロくらいの格を必要とする面もあるから少し難しい。外を通るならナスペリオン基調の血統馬が好ましい。(マーティンボロは母父母Specialがある。) 好位なら福永騎乗のクルーガーがベターか。…

今月一番驚いたこと

「おっ、こいつ母父Right Royalじゃん」 「Felicioもドマイナーというほどでもないんだな」 なんて思いながら海外のセールに出された馬の血統を見ることが多い。ツールで疲労や調子をコントロールし、その上「Nureyev系の発展」という目標を持っているので1…

ローテは予定を消してから Winning Post8 2016

今月末発売の戦国立志伝も気になっている今日このごろ。三国志13はPK待ちだわ。 タイトルの話だが、1月1週にほとんどの人はローテーションを組んでいると思う。そして多くの人は予めローテーションを組んでおいて、馬の特徴に合わせて出走予定を決める「ロー…

エイシンブルズアイがようやく重賞勝利

15年のシルクロードSにて そうなると阪神1800mで2着に入ったこともあるエイシンブルズアイが気になる。だけどスロー合戦で前走は差し切ったわけですからなかなかスプリント然とした勝ち方にも見えず。今回は流れると思えばちょいと買いづらい。 なんてことを…