砂時計のくびれた場所

競馬の血統について語るブログ

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

先生の大喜利に際して 終い

改めて読み直すと「その4」が支離滅裂なので簡単にまとめる。 シーザリオ→エピファネイアはシンボリクリスエスで4分の4Hail to Reasonとしつつ、4分の2Northern Dancerでアウトにしている配合。対してシーザリオ→リオンディーズはキングカメハメハで4分の4N…

先生の大喜利に際して その4

・前置き 日本競馬にある以上はHalo≒Sir Ivorのスピードを取り入れることを避けられない。それなら最高の血統から取り入れるべきであり、ディープインパクトの血を大急ぎで導入すべきだろう。その選択として本馬を選ぶ理由は多い。 ・非Nasrullah ・非Raise …

先生の大喜利に際して その3 ~この愛のために~

幾つかの配合を考えた。既に投稿しているのは スニッツェル オーストラリアのトップサイアー。一度シャトルで来日したが、そのときの産駒ではヤングマンパワーくらいしか活躍していない。キングカメハメハやハービンジャーといったサンデー肌の恋人たちがい…

エンパイアメーカーの持つスタミナとは

配合大喜利に、自分なりの解決を得るため、まぁ色々とやっている。まだやっている。 この大喜利におけるネックは・・・色々あるのだけれども、最も難解な課題ってのはエンパイアメーカーの抱えるIn Realityクロスだろう。日本競馬においてIn Realityを抱えて…

AJCC回顧 犯人は誰だ

残念ながらシングウィズジョイは予後不良。エンパイアメーカーとの配合が決まりそうなマンカフェ娘に不幸が訪れた。 パトロールを見ても確たることが分からない状況で、ふわふわした採決レポートにも納得してしまう。 おそらくナスノセイカンが躓いたかなに…

先生の大喜利に際して その2

初心に帰ってみよう。よくよく血統表を眺めて、どんなG1を勝つ馬が出るのかを想像し、そこから種牡馬を当てはめるのだ。無責任であるからこそ余裕を持たねばならない。無責任者のアドバンテージとはそれだけなのだ。 そうして落ち着き、血迷った挙句、タップ…

Storm Catとブライアンズタイムとノーザンテーストと

ショウナンマイティの配合について調べていたときに改めて感じた。大阪杯の母父Storm Catは強すぎやしないか、と。 例は3つ。ショウナンマイティ(1-1-0-1)とキズナ(1-1-0-0)とラキシス(1-0-0-0)。母父嵐猫は米血統のパワーで走るので早熟気味である。…

先生の大喜利に際して

先生のブログにて大喜利が開催されている。早速コメントさせて頂いた。 ウイポ8のスターホース公募みたいな話で、「あのころの俺とは違うぜ!」と鼻息荒くして挑んだのだけれども、まぁ悩んだ悩んだ。行き着いたのがスニッツェルとショウナンマイティである…

AJCC予想 重量級ドリジャニの中山中長距離不敗神話の継続を狙う

ゼーヴィントが人気だがDayjurの影響が強い千八馬なので中山二千二の争いでは劣る。 リアファルが固そうなところ。だが緩やかに下る中山外回りにおいてはやや力っぽい質であることも間違いがないところで、やはり中山二千五だとか阪神二千二がいいだろう。故…

登録馬も少ないし若駒Sの全頭を簡単に見てみよう

アサケハーツ Mr. Prospector×Danzigというアホなニックス配合を取るFusaichi Pegasusを母父とするハーツクライ産駒。まだ身体が薄くて本格化まで時間がかかりそうな様子があるが4分の3NDのハーツクライである。Fusaichi Pegasusなら短距離の方が良いだろう…

日経新春杯回顧

池添はスタミナに自信を持った逃げを打った。ヤマカツライデンもよくそれに応えたがややオーバーペースであったらしい。これで逃げ切る器であるならば準エピファネイア級のシンボリクリスエス産駒とまで考えられたし、またそれを根拠に春天の本命・・・は難…

あらためて日経新春杯予想

打って変わってトルークマクトは最内枠。馬場も回復しているはずなので消し。 新春の京都で内枠に入った浜中ならば◯シャケトラが堂々と勝ち切るかもしれない。ただ馬場ば渋っているのであれば明け5歳で本格化したであろうパワー&平坦の◎モンドインテロが強…

Blue Larkspurこそ菊花賞的なスタミナ血統なのかもしれない

Blue Larkspurは米血統においてもよく見られる。その中でもより良い経由は以下のようなものだと感がている。 ・Nothirdchance →Blue Larkspur×Man o' War*2×Sir Gallahad →Hail to Reasonの母 ・Lalun →Blue Larkspur+La Troienne →Never BendとBold Reason…

降雪で楽しさ倍!日経新春杯予想

重い馬場の京都二千四というのはかなりニッチな条件。渋るのは重までと考えて予想をする。 狙いたいのは◎トルークマクトだろう。父アドマイヤジャパンはともかくとして、母父にアイルランドのHigh Chaparralを引くのは旨味がある。Nashuaクロス+Nantallah+…

ジャスタウェイの配合について考える ダイワメジャー編

安田記念&秋天勝ちの名馬にダイワメジャーあり。 ならば、求めるものは似ているのではないかと思う。 ジャスタウェイ×キャッチータイトル ジャスタウェイ×チャールストンハーバー ダイワメジャー黄金配合については先生のブログを参照されるとして、まずPre…

迷走なう

米血統を探ってきて分かったことがある。北米競馬においてスプリンター、マイラー、中距離馬の垣根はないに等しい。現代日本競馬を愛する身として、そんな曖昧なことやっているとは信じられなかった。けれど間違いないらしい。 おそらく同時期の日本競馬もそ…

G1アーカイブのために勉強中

まず手を付けたのは高松宮記念である。 アーカイブが雑多であってはならない。そして間違いがあってはならない。「だと考えられる」「と思う」という不確定な情報は「高松宮記念」のカテゴリに入れるとして、とにかくまとめる作業に追われている。基礎を固め…

ジャスタウェイの配合について考える 迷走編

たとえばキングカメハメハとの配合を考える。しかしキンカメサンデーという完成されすぎた配合にドン引きする羽目になる。ドゥラメンテを輩出したあの完成された配合においては、ジャスタウェイ×キングカメハメハなど考えるに値しない。 そりゃアベレージは…

ジャスタウェイの配合について考える フォーティナイナー編

過去に学んだことをまとめると ・トニービンを回転させるための米血統が不可欠だ 例)Balladier、Nureyev、Owen Tudor系米血統 ・ダート馬を作るための素質は繁殖牝馬側で用意する必要がありそう →アグネスデジタルの様な芝砂万能米血は芝化すると思う ・Umi…

日経新春杯展望

人気はやはりミッキーロケットとカフジプリンスの菊花賞出走組だと見えるが、金子オーナーがじっくりと構えて育ててきた高素質の明け4歳馬シャケトラもかなりのもの。あとは目黒記念から出走が遠ざかっていたクリプトグラム、重賞戦線で安定しているモンドイ…

愛知杯展望

告白する。愛知杯の日程が変わっていたのを知らなかった。てっきり今年からだと思っていた。 そういやターコイズSが重賞になってから変わったんだものな。昨年の俺は気づいていたのかもしれないけれど、まるですっぽりと忘れていた。この分だと昨年は愛知杯…

ジャスタウェイの配合について考える アグネスデジタル編その1

ジャスタウェイ×アグネスデジタルでダートの帝王を作る可能性を考える ジャスタウェイ×マイネエスポワール ジャスタウェイ×サウンドバリアー ジャスタウェイ×ホクトグレイン シャロン×Crafty Prospectorの相似性において、ジャスタウェイ×Crafty Prospector…

シンザン記念回顧

勝ち時計は1分37秒6、ラップタイムは12.1-11.0-11.4-12.6-12.4-12.8-12.7-12.6。重馬場。雨が降っていると知ったのはレース前で、しかも馬場が重まで渋ることになるとはまるで考えもしなかった。天気予報って大事だ。 馬場がこんな状態なのに前の3Fが34秒5と…

ジャスタウェイの配合について考える ジャングルポケット編

トニービンやNodoubleを共通とするのであればジャングルポケットから学ぶことも多いのではないか。 ジャンポケ産駒筆頭と言えばトーセンジョーダン。非サンデーであるからあまり参考にならなさそうであるが、よくよーく見るとCrafty Prospectorが実に素晴ら…

ジャスタウェイの配合について考える シャロン編

アクセス解析したらジャスタウェイ産駒に関するものがやたらと多かった。今ならもうちょっと別のことが書けると思い、検索結果に応えようとするものである。 まずジャスタウェイの祖母であるシャロンについて。 特筆すべきはHyperion系やSon-in-law系といっ…

シンザン記念予想 簡易版

◎ブレイヴバローズ ◯アルアイン △マイスタイル 基本通りに内枠狙い。ペルシアンナイトは先生の上げた記事の通りにAureoleクロスなので馬群は怪しい。またイン有利であるからペースは序盤から流れるはずであり、今までのレースとはまるで違う展開になることが…

シンザン記念の出走馬を表面だけ

アルアイン 脚長だが胴は短い。柔らかい動きをするが可動域はそこまで広くなく、トップスピードは秀でていなくとも末脚の繰り出しに妙がある。本格化すればリアルインパクトとサトノアラジンの間くらいの脚質になると思う。 イエローマジック これを東京千四…

未来を閉ざす微妙な勝ち方 ツクバアズマオーについて

3角4角を後方からグーッとまくっていったところは一流のステイゴールド産駒らしい感じで、問題はそこから突き放せなかったところ。35秒6の上がりで勝ち時計が2分00秒6ならばまだ突き抜けても良い。 乱ペース気味であったことが勝因とするならばRed God≒Halo≒…

この京都金杯には穴がある!

エアスピネルはエアシャカールと同じスタミナを持っていて、それをキンカメで短縮したようなイメージ。だから強い馬であっても勝ち味は薄くて、京都金杯で56.5kgなら挑戦する意味はあると思うが勝ちきりまでは計算できない。 なので本命とすべきはガリバルデ…

メジャーエンブレムが引退

今年の4歳牝馬勢は稀なほどに粒ぞろいで、同年代の牡馬にも劣らぬパフォーマンスを見せるくらいであって、シンハライトやチェッキーノ、メジャーエンブレムが大阪杯でディーマジェスティとどう戦うのかを見たかった。もちろんジュエラーやヴィブロス、ビッシ…